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category :たたかい

私に勇気をくれる深澤・沢内村村長のことば

来週土曜日の和歌山県高齢者大会の最後のところでお話すべく、
レジュメに深澤・沢内村村長の文章を打ち込みました。

深澤村長の政治理念は、
今を生きる私の心にも勇気を与えてくれます。

この国の政治はいつも国民の命をないがしろにしてきたのです。

そして、岩手の人口6千人の町でできたことが、
全国の自治体でできないはずがないと、
そう、心に響いてきます。

ちょっと長いですが、全文掲載します。

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【保健と私の政治理念】
保健文化賞を受けての深澤晟雄村長の寄稿文
 
私の村は奥羽山系のふところ深く秋田県境に位している岩手県西南部の寒村である。
人口は6500人に過ぎないが、300平方キロ近くの広大な面積(殆どは国有林)を占めている。
地形は帯状で、南北28キロに及ぶ剣道に沿うて7割の住民が住み、
その両側の奥に点在する14部落に3割の住民が住んでいる。

私の村の特徴は次の通りである。
第一は極めて貧乏であること。
日本一貧乏な岩手県の中で最下位に属し、
昭和32年頃は一戸平均23万円の年所得であった(9割迄は米単作を主とする農家)。

第二は極めて不健康であること。
例えば乳児の死亡率は日本一高い岩手県の中で最高位に属し、
昭和32年頃でさえ概ね70%(1000分の1)を示している。

第3は極めて雪の深いこと。
2メートルから3メートルの豪雪のため交通はマヒ状態に陥り、
半年間は雪の牢獄生活を覚悟しなければならない。
岩手県一の豪雪地帯だから、日本有数のランクに入るだろう。

こうした環境の中で、郵便の配達も止まってしまう猛吹雪を恨みながら、
石コロのように死んでいった病人を
あまりにも沢山私は知っている。

口に糊することもできない人達が、
薬草と売薬を信じ、
近代社会や近代医療を嘲りながら死んでいった例を知り過ぎる程私は知っている。

生命の尊重されない政治や世相の縮図のように、
私の村ほど露骨にこれを表したものも少なかろう。

人命の格差は絶対に許せない。
生命の商品化は断じて許せないと考えることに無理があろうか。
このことは感傷的なヒューマニズムでもないし、
人権尊重という民主主義の題目唱和でもない。

それは人道主義とか憲法とかの生ぬるい理念の問題でなくて、
もっと切実な生々しい生命自身、
人間自体の体質的な現実課題であると解するのに何の無理があろう。

生命健康に関する限り、国家ないし自治体は格差なく平等に
全住民に対し責任を持つべきであり、
それは思想以前であり、
憲法以前であり、
ましてや政策以前の当たり前の責務であるというのが私の政治理念である。

この理念を基にして私は生命をおびやかす三条件、
即ち低い意識水準、貧乏、雪の課題解決のため
昭和32年村長就任と共にその具体的努力に入った。

私の諮問機関として保健委員会を設け、
そのメンバーには
議会、教育委員会、社会委員会、婦人会、青年会、区長会、PTA、校長会、農協、病院等の指導者を委嘱し、
専ら組織活用の方法を用いたり、
又部落毎1名計23名の保健連絡員を置いたり、
岩手医大学生に頼んで冬季夏季の大々的保健啓蒙の活動を展開したりした。
更には保健モデル部落を数ヶ所設定したり、
保健婦の養成制度を採用したり、
又保健相談や育児指導にも格別な力を払った。

34年頃の3年間は無我夢中の啓蒙時代であったが、
35年現院長加藤博士(東北大学中村内科の鬼才)を迎えてから反省期に入り、
科学的な体系的な健康管理の方向を辿って今日に至っている。
個人別、家族別、部落別の特徴を捉えた村全体の健康台帳の整備に力を入れている現状である。

生命行政は予防活動から、
予防活動は健康管理から、
健康管理は健康台帳から、
の標語のできたのもこの頃である。

又この頃から東北大(附属病院長中村教授外)、岩手医大(若生教授外)、秋田県平鹿総合病院(立身院長外)、北上保健所(及川所長外)等の指導協力が癒々深まっている。
こうした学識経験者をお招きしての健康管理研究会の生まれたのも当然である。

全住民の10割給付を公約して、
その第一段階として老幼(60歳以上、及び1歳未満)の10割給付を実施したのも35年である。

その後、入所命令をうけない長期結核療養者や伝染病患者に対する10割給付を行い、
又38年には法施行を待たずに世帯主7割給付を4月から実施している。

以上の経緯の中で35年には乳児死亡率低下(25%)による知事表彰及び岩手日報賞を受け、
偶然ではあるが37年には乳幼児死亡ゼロの奇跡に恵まれたのである。

雪の問題も5年間の努力が実って、
昨年は延々50キロの豪雪を突破して盛岡までの定期バスの確保に成功し、
今冬からは離れた小部落の生命を守るために雪上車を病院に備え付けることになっている。

このようにして暗黒社会にも一条の光が射しかけているとは思うが、
あまりにも将来問題が山積みしており、
例えば全住民の10割給付の問題、
妊婦の健康管理や病類別、
特に本村特有の高血圧対策の問題とか、
更には水道、住宅等環境整備の案件などを考えると私の頭が重くなる。

高い段階の政治解決、
いうなれば国の医療制度又は生命行政の抜本的反省を前提とする課題の多いことを思えば
暗然とせざるを得ない。

然し私は自分の政治理念を不動のものと考え、
内にあっては村ぐるみでの努力を惜しまず、
皿に外からの暖かい理解と協力を信じながら、
住民の生命を守るために命を賭けようと思う。

(昭和39年5月)

深澤村長はこの8カ月後の
昭和40年1月28日に道半ばにして帰らぬ人となりました。

しかし、その後もこの村長の政治理念は脈々と村の人々により引き継がれ、
いまもなお、生き続けていることを先月の訪問で知りました。

そして、深澤村長の生き方を、私も引き継ぎたいと思うのです。
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人々の闘いを、運動の歴史をもっと学ばなければならない

今回の熊本での中央社会保障学校は全体的にもとてもよかったのですが、

でも、何よりも、水俣病フィールドワークが秀逸でした。

そして、次回の社会保障学校でも、

その地域の運動を、闘いを知る機会を盛り込むべだと思います。

水俣では、現在も運動が継続しているため、

闘いを語る人たちがいまも沢山おられます。

この方は、水俣協立病院初代事務局長だった小崎さん。

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後ろに見える小高い丘の下にはチッソの廃棄物の貯蔵プールが埋まっています。

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そして、その廃棄物はどんどんと土を押し出し、
もともと真っ直ぐだった堤防は、このように曲がってしまったのです。

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もし、地震で土砂崩れがあれば、
そして津波などがあれば、
この貯蔵プールの廃棄物はまた海に流されてしまうことは容易に想像できるのです。

これはまるで、今の東電が福島でやっていることと同じことです。

チッソの工場の全景を撮り忘れましたが、

チッソの敷地の外には濠があり、
水銀などの廃棄物はその濠を通って
この排水溝から川から海へながされました。

いまは形が変わっていますが、この場所です。

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この排水溝は「百間排水口」といわれています。

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いまは埋め立てられ、海がかなり先になっていますが、
不知火湾はいまも昔もとても穏やかで綺麗で
そして、魚の宝庫だったのです。

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そして、人々は魚をまさに主食として
三度三度、皿いっぱいにたべていました。

ここは海に最も近い集落で、

初めての患者がでたのもここで、
そしてすべての家から水俣病患者が出たのです。

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たたかいの集大成である「水俣病資料館」が水俣市の手で運営されていました。

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展示物を撮影することは許されなかったのですが、
このなかにあるものはすべて闘いの記録でした。

もし、水俣の闘いを、大阪でお聞きしたら、
なに臨場感なく感じることはできなかったでしょう。

やはり、水俣にいてこそ、

現場をみてこそのことだったでしょう。

一昨日、いまもなお「ノーモアミナマタ」第二次訴訟で闘い続けている松岡さんは

「私は絶対にあきらめない、闘いつづける」と決意を込めて私たちに語りかけました。

そして、私は、水俣の闘いを絶対に忘れません。

また、行きます。仲間たちと一緒に。

水俣の真実と闘いを思い知る一日

熊本での中央社会保障学校二日目は
終日、水俣病のフィールドワーク。

はっきりいって、

わたくし、
水俣病はもう終わっていたと思っていました。

というか、

今回の社保学校、なんでいまさら水俣なのか、とまでおもっていました。

まったくの無知、だったのです。

「水俣は終わっていない」など、全くしらなかったのです。

無知なのは、本当におろかなことです。

・・・・・・・・・・・・


今朝の9時、バスは熊本市内から水俣への移動時間から、
水俣病についてのレクチャーが始まりました。

講師は
熊本民医連・くわみず病院の元島事務局長。

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元島さんから語られたのは、水俣病の闘いの概要。

水俣の闘いは、熊本民医連なくしては語られません。

熊本民医連のサイトに水俣の闘いについてのページがありますので、
ぜひこちらをご覧ください。


バスは、水俣市の手前、芦北郡つなぎ町文化センターにつきました。

ここではまず、
ノーモアミナマタ第二次訴訟団の松岡奈緒美さんからの訴え。

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チッソは、1932年からアセドアルデヒドの生産を開始します。
みの生産工程で、水銀が使用され、その結果メチル水銀が生成され、
チッソは排水路(実際は工場周辺の濠を通じて)海にそのまま廃棄されました。

しかし、日本は戦争へと投入し、
公害被害このころから出ていたのですが、問題とはなりませんでした。

戦後、1946年に生産が再開され、1968年までメチル水銀の廃棄は続き、
不知火の海に排出され、
プランクトンから魚、そして人間へと食物連鎖がつつき、
水俣病が拡大していきます。

奈緒美さんは1970年生まれ。

チッソが水銀廃棄を終えてから生まれています。

松岡さんの両親はチッソに勤務、毎日の食事は不知火湾でとれた魚が中心でした。

中学生のころには、躓いて転んだり、手足のしぴれや手の震え、頭痛に悩まされたいたそうですが、

水俣病だと自覚したのは最近ですが、
国は1969年以降に生まれた人たちを水俣病だと認定しないのです。

松岡さんは
「母は私に『丈夫に体になるようにと魚をたくさん食べさて、それで水俣病にしてしまった、本当にすまない』と泣きながら何度も何度も言いました。でも私は絶対にあきらめない、たたかいます」
と決意を述べておられました。

私より10歳も若い松岡さん、
水俣病はまだおわっていないのですね。

後で野中さんにお聞きしましたが、
松岡さんははじめからこんなにはっきりと力強く語り方ではなかったそうで、
たたかいの中で変わっていったのだそうです。


そして、
記念講演は日本共産党水俣市会議員団長の野中重男さん。

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もともと、熊本民医連水俣協立病院の事務局長だった方。

本当に素晴らしい講演でした。

チッソが水銀を垂れ流し、
長い間その責任を認めなかったというのは、

大企業が、周辺住民と労働者を虫けらのように扱ってきた歴史そのもので、

それは福島の東電がいまやっていることと全く同じ。

そして、野中さんの出身の水俣協立病院はチッソの正面玄関の目の前にあります。

もともと水俣市はチッソの城下町で、
市長も、議員も、労働組合も、
全員、チッソの関係者というところで、

そのチッソの真ん前に病院がたっています。

いつどんな妨害があるかがわからないので、
地権者との話し合いももちろん秘密裏に進め・・・

そしてまさに、ある日突然に、病院を作ったのだそうです。

というのは、
水俣病患者の全てのデータは水俣保健所にあったのですが、
ある日不審火で家事にあい、消滅します。

同時期に新潟の水俣病の資料をもっていた新潟市の保健所も不審火にあうのです。

民医連は命かけた闘いを水俣でつづけてきたのだという歴史も語られました。


野中さんと松岡さんと私。

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野中さんは、
もっともっと多くの人に水俣を知ってほしいとおっしゃってました。

「何人集めたら視察に応じていただけるんですか?」
とお聞きすると
「何人でも、お一人でもお二人でも」といっていただいたので、

大阪社保協のメンバーで、再び水俣に行きたいと思います。

この闘いは、絶対に現地にこないとわからない、から。


もっと書きたいことがあるんですけど、
今日は頭が整理できないので、
また書きます。


地域の小さな学習会から運動は始まる

今日の午後は新婦人八尾支部長池班「社会保障学習会」でした。

参加者は26人。

社会保障制度改革推進法の内容と生活保護と介護保険の改悪について学習。


そして最後はたたかいについて。

理解が深まれば、必ず「じゃあ、私たちに何ができるか」と考えます。

そこで、

「介護保険改悪反対1万人はがき行動にご参加ください」

と取りだしたのがこのはがき。

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介護保険の改悪内容はいま社会保障制度審議会介護保険部会で議論されています。

9月中には改悪メニューがそろい、

国民の反応をみて、11月末には取りまとめられて法制化され、

年明け1月からの国会に上程されるというスケジュールです。

ですから、「いま」が大事。運動するなら「いまでしょ」というわけです。

今日書いていただいたはがきは、
私が持参した50円切手をはっていただき(みなさんには50円カンパをしていただきました)、

そして私が帰り道の途中にある郵便ポストに投函。

早ければ、明日には、厚労省内の介護保険部会山崎泰彦会長宛に届くわけです。

さらに、新婦人八尾支部として
はがき1000枚のご注文をいただいたのと、
八尾市内の介護保険事業者にも呼びかけた介護保険学習会の開催を検討していただくこととなりました。

小さな学習会から地域の学習会へ。

こんな積み重ねが必要なんです。

大阪社保協では9-11月を「介護保険改悪反対運動月間」として、
「アピール」を出して地域での大運動を呼び掛けています。

新婦人八尾支部はこの呼びかけに応え、
早速動きだしました!!


あなたの地域でも、ぜひ学習会を企画してください。



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アピール)軽度者切捨て、利用者負担増の大改悪許さない大運動を

              2013年9月6日
              大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員会 

介護保険が「社会保障改革」の中で大きく変えられようとしています。

社会保障制度改革国民会議報告書(今年8月6日)を受けて、
政府は2015年度からの介護保険改悪に向けて
来年(2014年)の通常国会への「改正法案」を提出のために急ピッチで検討をすすめています。

狙われている改悪は次の5点です。

①全国で154万人の要支援1、2の人を介護保険のサービスから切り離し市町村が実施する「地域包括推進事業(仮称)」に移す。

②現行一律「1割」の利用者負担を「一定以上の所得のある世帯」は2割とし、さらに「現役並み所得者」の負担上限額(高額介護サービス費)も引き上げる。

③低所得の介護保険施設の利用者の食費・部屋代に対する補助(補足給付)を改悪し、収入が低くても持ち家など資産がある人の補助を打ち切る。

④特別養護老人ホームから要介護1,2の人(全国で5万4千人以上)の追い出しを図るため、特養の対象者を要介護3以上にする。

⑤デイサービス(通所介護)について、重度化予防に効果のある給付への重点化を図るとして大幅に切り捨てる。
 
わずかな年金で暮らす高齢者から高い介護保険料を取り続け、
このままで2025年には月8200円へとはね上がりながら、
要支援者は介護保険サービスも使えなくなり、
利用者は少しばかり収入があれば2倍の利用料負担を払わないとサービスが使えず、
介護保険施設も自宅を売り払い預貯金を使い果たさないと入れない、
このままでは、保険料だけとって使わせない、
まさに「保険料詐欺」のような事態になってしまいます。
 
私たちは、介護保険改悪の動きに対し、
いまこそ「利用者本位」と高齢者の「尊厳」が守るために行動することが求められています。
 
厚労省が改悪法案をまとめるための検討の場となっている
社会保障審議会介護保険部会は
11月にも「「取りまとめ」を行うことになっています。

政府・厚労省と介護保険部会に対して、
国民の声、介護保険利用者の声を突き付け、
改悪案を取りまとめさせない行動が緊急に求められています。

「介護保険改悪止めろ!」の国民的な世論と大運動をいまこそ巻き起こしましょう。

具体的には、9月から11月を取組集中月間として以下の行動を提起します。

1.地域の、それもできるだけ小さな単位で、地元の介護保険事業者を巻き込んだ運動を展開しましょう。その出発点となる学習会や決起集会などを地域社保協単独、もしくはブロック単位で開催しましょう。

2.社会保障制度審議会介護保険部会に対する「1万人はがき」運動に取り組みましょう。

3.地域宣伝などに取り組みましょう。


佐藤キヨ子さんのことば

5月2日に確定した
大阪枚方市生活保護自動車保有訴訟の原告の佐藤キヨ子さんの言葉がとどきました。

読んでいて涙がでました。

当たり前の生活が枚方市によって阻まれていたこと、
そしていま、自由にだれに気兼ねすることもなく外出できる喜びにあふれています。

佐藤さん、ほんとうにたたかって良かったですね。

朝日茂さんが仰った「権利はたたかうものの手にある」

本当にそうですね。

佐藤さんの周りで支援されたみなさん、本当にご苦労様でした。

そして全国のみなさん、沢山の支援要請をありがとうございました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

毎日々が一生けんめい がんばっています。

いつもどおり車が私の足がわりです。

人としてのあたりまえの生活が出来るとおもうと、身もかるくて頭もさわやかです。

自分の年もわすれそうで、20才はあともどりをして生きている時がごくらくだなと思います。

世の中には悪い人ばかりではない、たまたままちがいをしてしまう人もいる。

父がいったように国が助けてくれる。ガンバレガンバレとはげましてくれた。(主人も元気な時は)

むすこも「おうえんしてくれてありがとうありがとう」というと
「いわなくていいよ。あたりまえの事や。よかったよかった」と。

大阪の皆さん、弁護団の皆様、生活と健康を守る会、支援する会の皆様方、ありがとうございました。

全国の健康を守る会の皆様、たくさんの署名支援、ありがとうございました。

 判決では完全勝訴 4月19日
 市が控訴断念   5月2日
 弱い人が車に乗れるようになった日です。

車に乗れるとしやがひろくなります。

健康な人達と同じくらい世の中が楽しいのです。

えがおででかけたい時はきがねなくでかけらける。長いきしてよかったとつくづく思います。

地チキュウ、人るいがよくばらず、助けあい、平和でありますようにねがっています。

             2013年5月9日  佐藤キヨ子さん記

TPPなんてアメリカに国政干渉されるためのようなものだ

昨夜は「社会保障講師養成学習会」。

大阪社保協・井上会長にお話いただき、TPPについてしっかりと学習した。

本当にちゃんと知れば知るほど、

日本はアメリカに完全に舐められているとしか思えない。

特に、TPP協定に盛り込まれるだろうという「毒素条項」がひどい。

この条項のこと、あまり知られていないから、ぜひ、知ってほしい。

いかにアメリカに都合のいい条項か、
いかにアメリカに舐められているかがよくわかる。


TPP協定は締結すれば後戻りはできないし、例外などない。


「毒素条項」

①投資家保護条項(ISD条項:Investor-State Dispute Settlement)

日本に投資したアメリカ企業が日本の政策変更により損害を被った場合に、世界銀行傘下の
国際投資紛争仲裁センターに提訴できるという条項。
国際投資紛争仲裁センターはアメリカがコントロールしているので提訴の結果はアメリカ側に有利になるのは
自明の理。
この条項は日本にだけ適用されるようになっている不平等条項。


②ラチェット条項(Ratchet条項)

貿易などの条件を一旦合意したら、後でどのようなことが発生してもその条件は変更できないというルール。
つまり、一度決めた開放水準は後で不都合・問題があったとしても逆戻り出来ないという条項。
例えば、牛肉などの農産物で、狂牛病や遺伝子操作作物で、健康被害が発生したとしても、それをもって輸入の禁止や交易条件、国内でのアメリカ産のものの規制はできない。
健康や安全のためがあっても、規制を緩和したらそれを元に戻して再規制するということはできないというあり得ない条項。


③NVC条項(Non-Violation Complaint条項)

非違反提訴のこと。
米国企業が日本で期待した利益を得られなかった場合に、日本がTPPに違反していなくても、
アメリカ政府が米国企業の代わって国際機関に対して日本を提訴できるというもの。
違反が無くて、日本で期待した利益を得られなかった場合にも提訴できる。
例えば、公的な健康保険分野などで参入などがうまくいかないと、提訴されて、国民健康保険などの
公的保険制度が不適切として改変を求められるということにもなりうる。


④スナップバック(Snap-back)条項

アメリカ側が相手国の違反やアメリカが深刻な影響ありと判断するときは
関税撤廃を反故にできるというもの。
例えば、自動車分野で日本が協定違反した場合、
または、アメリカ製自動車の販売・流通に深刻な影響を及ぼすと
アメリカが判断した場合、
アメリカでの自動車輸入関税撤廃をアメリカが無効にできる。
関税の撤廃も、アメリカ企業に深刻な影響を与えるとアメリカ側が判断した場合はいつでも反故に出来る。
まさに不平等条約の条項。


⑤未来の最恵国待遇(Future most-favored-nation treatment)

将来、日本が他の国にアメリカよりも条件の良い最恵国待遇を与えたときは、
自動的にその最恵国待遇はアメリカにも付与・適用される。
何の交渉も不要でアメリカは最も条件の良い最恵国待遇を手に入れられることとなっていて
アメリカの都合のみ良くなっている。
しかも、これは日本側にだけ義務が生ずるという不平等条項。


⑥ネガティブリスト方式

明示された「非開放分野」以外は全てが開放されるとするもので
例外として明記されない全ての分野は全面的に開放される。


⑦規制必要性の立証責任と開放の追加措置

日本が規制の必要性を立証できない場合は、
市場開放のための追加措置を取る必要が生じるというもの(政府の立証責任)。

枚方市生活保護障害者自動車保有裁判完全勝訴判決~権利はたたかうものの手にある

生まれつき股関節に障害を持ち歩行が困難な佐藤キヨ子さんが、

日常的に不可欠でかつ資産価値もない自動車の保有を理由に生活保護を廃止され、

再度の保護開始申請も却下した事案に対し、

枚方市を相手取り,2010 年2 月23 日大阪地方裁判所に生活保護棄却決定取消等請求事件として提訴した裁判は、

先週金曜日の19日の午後判決が言い渡されました。

判決では廃止処分及び却下処分の違法性を認め却下処分を取り消すとともに、

国家賠償法上も違法であるとして、

被告枚方市に約172万円の損害賠償の支払いを命ずるという画期的な判決で、

弁護団は「完全勝訴」として評価しました。

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報告集会の中で弁護団からは

「なぜ完全勝訴かというと、棄却決定取り消しだけでなく、国家賠償法にもとずく損害賠償172万円が認められたという画期的な判決で、この2つが認められたことがとても大きい」

「そして、この判決は今後各方面に影響がでると思う」

とのコメントがありました。


さらに注目すべきは弁護団声明にもそのまま抜粋されていますが、

判決文で「生活保護を利用する身体障害者がその保有する自動車を通院以外日常生活上の目的のために利用することは、被保護者の自立助長及びその保有する資産の活用という観点から、むしろ当然に認められる」

としたことです。

実際に、障害者の自動車保有が認められていたとしても、利用は通院のみしか認めないというケースが多々ありますが、

判決ではそうではなく、

「保有が認められているなら自由に利用する方が自立助長になるし、資産の活用にもなる」

と言い切ったわけで、これは現在の生活保護の運用にも大きな影響が考えられます。

現に、自治体が作成している「生活保護の手引き」等には、自動車保有については、障害者の通院のみしか書かれていない場合が多く、今後は判例を活用しながら自治体に書き換えを要求していくことも必要です。

集会では佐藤さんが

「これから人として当たり前の生活が当たり前にできます。後ろ楯がされているのを感じる。これからすいすいとどこまでも行ける。生きていてよかったです」
と挨拶されました。

誰にも遠慮することなく当たり前に外出できることが如何に人間らしいことなのかという思いがこもった言葉で感動的でした。

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報告集会で涙ぐみながら報告された枚方交野生健会の森田事務局長。

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三年間、ずっと佐藤さんを支えつづけてこられました。

たたかいは厳しいけど、でもあたたかい、そんな思いで私も一杯になりました。


次のステップは、
枚方市に控訴させず判決を確定させることです。

弁護団声明と支援する会作成の要請文はこちらです。

ダウンロードし署名していただき支援する会に大至急faxでお送りください。

期限は5月7日まです。

また、拡散していただき、一人でも多くの方たちからのご支援をよろしくおねがいします。

枚方生活保護自動車保有訴訟・最終弁論への傍聴のお願い

12/26日の枚方生活保護自動車保有訴訟・第15回口頭弁論が、最終弁論になります。

提訴から2年10ヶ月余。

前回の証人調べて

゛佐藤キヨ子さんは原告弁護団の裁判所にどんなことを言いたいですか、との質問に、

「堂々と自由に車に乗れるようになりたい。
そして、同じように苦しんでいる人たちを救ってあげて下さい」と、述べました。

佐藤さんは最後の意見陳述をする予定です。

多くの皆さんの傍聴参加で傍聴席を満席にしたいと思いますのでよろしくお願い致します。

日時 : 12月26日(水)午前10時30分~ (30程度の予定)

場所 : 大阪地方裁判所202号法廷 (大法廷・91人の傍聴席)

集合 : 午前10時に、大阪地方裁判所ロビ-(1階)

※終了後、短時間の報告集会を弁護士会館10階会議室で行います。

内容 : 最後の佐藤さんの意見陳述 予定
     最終弁論
     判決日の言い渡し

連絡先 : 佐藤キヨ子さんを支援する会 枚方交野生健会付 電話・FAX
072-846-8231


法令通知条例を、生かすも殺すも我々次第

本日、堺市から一通の文書が届いた。

表題は「堺市情報公開審査会の答申の送付について」。

経過は以下。


2011年9月15日に堺市介護保険課に対して公文書公開請求を行った。

公開をもとめたのは

①給付適正化・事業者指導関係

平成21年度以降現在までの居宅介護支援事業所に対する指導・調査・報酬返還結果のわかる文書

1 指導・調査の実施通知
2 結果通知 
3 事業所からの改善報告書 
4 チェックリスト(事業所ごと) 
5 内部での指導調査結果報告書 
6 指導の結果報酬返還件数・額

②ケアプラン点検関係

現在までのケアプラン点検の実施状況のわかる文書

1 ケアプラン点検実施通知
2 ケアプラン点検結果通知
3 チェックリスト(事業所ごと)
4 面談実施記録
5 改善報告書


大阪社保協ではこれまで同様の公開請求を
大阪府、大阪市、東大阪市、和泉市などにしてきたし、
堺市に対してもかつて行い、
いずれも事業所名と利用者名だけを伏せて、全面公開されてきた。


それが、今回なんと堺市は、
事業者名だけだして、あとは全部黒塗り、という無茶苦茶な「部分公開」を
9月30日に決定した。

こんなん「部分公開」でもなんでもなく、「全部非公開」だ。

あほかっ、くそっ、なめたらあかんで、ってことで

2011年11月29日付で堺市情報公開審査会に「不服申し立て」をした。

弁明書が来て、反論書を出して、

そしてやっとこさ今年の6月15日に、堺市情報公開審査会委員の前で意見陳述をした。

私の意見陳述は以下。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

堺市への「意見陳述」要旨

2012.6.15

大阪社保協はこれまで様々なものを大阪府始め府内各自治体に対して行ってきた。

これは、行政の行っていることを事実として把握するためのものであり、
行政が作成したメールやメモの一枚までも「公文書」とし、そして公開請求を行ってきた。

これまで行ってきた情報公開請求の一例をあげると以下のようになる。

◆特別養護老人ホーム収支報告書等
 ・大阪市、堺市、枚方市、河内長野市
◆介護事故報告書
・大阪府内全市町村
・河内長野市が全施設名を黒塗りせず公開。
◆大阪府介護保険ローカルルール関係
 大阪府
◆ケアプランチェック関係
 大阪市、和泉市、東大阪市
◆給付適正化事業の委託契約に基づく精算報告等
 和泉市
◆第5期介護保険料関係
 大阪府
◆国民健康保険差押調書
 堺市、大阪市、茨木市、松原市、門真市、四條畷市
◆国民健康保険に係る通達や会議録のすべて
 大阪市、四條畷市

大阪市に対して公開・非公開の判断基準について尋ねたところ、
「非公開にしなければならない合理的な理由が無い限りすべて公開する」
という明確な回答があった。

大阪市の回答にてらすと、今回の堺市の非公開決定には「合理的な理由」が見つからない。

なぜならば、かつて大阪社保協が堺市に対して
同様の公開請求をした時には黒塗りにしていなかったということからも明らかである。

さらに、我々は、堺市がしている調査やチェック内容を知りたいのであって、
事業所のしていることを知りたいのではない。

よって事業所名の公開は要求していない。

担当課とのやりとりの中でも、
事業所名を黒塗りしたうえで内容を公開するよう何度も要請した。

和泉市の場合を紹介したい。

和泉市はケアプランチェックを市内民間事業所に委託していたが、
その事業所が行っていた法令無視の不当なサービス拒否を強いるケアプランチェックの内容を
我々は情報公開請求によって知ることができた。
まさしくこれは、「知る権利」が保障されることによって初めて明らかになったものである。
そしてその後、和泉市にその内容を示しながら度重なる話し合いを重ね、
結果として和泉市は是正通知を出すなどの改善を行った。

この10数年、
大阪社保協はありとあらゆる公文書の開示を大阪府と府内市町村に対して請求してきた。
現在、個人情報に係る部分以外は基本的に公開するというのが大阪の到達点である。

そうした中、事業者名だけ残し、そのほかを黒塗りしたものを公開するという
堺市の前代未聞の決定は驚きとともに失笑に値する。
そんな資料になんの意味があるだろうか。

堺市の「情報公開度」は、政令指定都市とは思えないほど遅れていると指摘せざるを得ない。 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

補佐人として、介護保険対策委員の日下部さんにも陳述していただいた。

そして本日送られてきた「答申」にはこうかかれている。

【審査会の結論】

堺市長(以下「実施機関」という。)が平成12月26日付で諮問した事案である
「居宅介護支援事業者に対する介護給付適正化に係る実地調査、指導関係資料及びケアプラン点検実施関係資料」について、実施機関が行った一部公開決定の内容を下記のとおり変更すべきである。

          記

「居宅介護支援事業者に対する介護給付適正化に係る実地調査、指導関係資料及びケアプラン点検実施関係資料」につき、

(1)サービス利用者及び家族の個人に関する情報を記載した部分
(2)事業者の従業者の個人に関する情報等を記載した部分
(3)事業者名、代表者名及び事業所名の特定につながる部分

を非公開とし、それ以外は公開すべきである。

・・・・・完全勝利である。

そして、判断理由は、簡単にいうと、

堺市は事業者名と指導内容をオープンにすると事業者との信頼関係がなくなり、今後いろいろと支障が出るので公開はできないと言っているが、
しかし、堺市が事業者に対して実施している調査や指導の内容は市民の知りたいことだし、
事業所との関係でいうと、事業者名をふせればことたりる。
こうした内容を非公開にすることは市民の知る権利を保障する条例の趣旨からも著しく妥当性をかくから、
だから内容については公開すべきだ。

・・・・なんて、明快なんだ!!

やっぱり完全勝利だ。

今後、この諮問をうけて堺市は公開することとなる。

この結果を早速補佐人の日下部さんにも報告。

彼は「法令も条例も、たたかいがなければ実行されない」と言っていたが、
まさしくそう。

そして、絶対にあきらめたらあかん。
国、政府、自治体とのやりとりは引いた方が負け。
粘り強く、徹底的にやるのが基本的なスタンス。

一年かかったけど、ものすごく気分がいい。

堺市の情報公開が一歩前進した。

ということで、

一昨日このブログに書いた大阪市の認定事務センターのことでも、
昨日大阪市に入札に関する資料と委託契約書等について情報公開請求した。

さらに、大阪市の2012年4月~9月までに実施された
国保滞納者にたいする滞納処分・差押調書についても請求した。

法令通知条例を生かすも殺すも、我々のたたかい次第だ。

そして、運動で「情報公開」「不服審査請求」を活用しない手はない。

相手の手の内を知らなければたたかいなどできない。

汝の敵を知れ、だ。

そして納得できなければ、徹底的にたたかうのみだ。

キャラバンで、ほんと、成果出てますよ!!

本日午前中の淀川区役所キャラバン。

ここは、地域社保協はないが、
地域の団体のみなさんが日頃から相談活動頑張っておられるので、
具体的な実態が次々とだされ、
それに対する「課長」の考え方などが示されて、
とても有意義なキャラパンが積み重ねられている。

例えば、一昨年のキャラバンでは、
生活保護申請から決定まで40日かかっているという事例がだされやりとりをしたところ
その後、現在では法定通り14日で決定される状態になった。

昨年のキャラバンでは、
生活保護決定になった受給者に滞納国保料の納付書が送りつけられているという事実が出され、
現在は局(市役所)から通知もだされ、
生活保護受給者と生活困窮者(生活保護基準以下で暮らしている人)に対して
「滞納処分の停止」をするようにという通知も出されている。
※この件については、「国保ハンドブック」に詳細に書いているのでこ参照を。

住民運動のための国保ハンドブック2012 (大阪社保協ハンドブックシリーズ)住民運動のための国保ハンドブック2012 (大阪社保協ハンドブックシリーズ)
(2012/07/25)
野村拓、倉沢高志、森野一志、楠晋一、寺内順子、別所陽

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今日のキャラバンでは、
4月に生活保護決定された人で5月から銀行振り込みになった方に対して、
本人の合意もなく7月と8月に国保料滞納額が天引きされている、という事例が出てきた。

これが事実であれば、区役所は法を犯していることとなる。

法的にいえば、生活保護受給者は滞納保険料を支払わなくていいし、
大阪市の場合は、生活保護受給者に対しては「滞納処分の停止」をかけることとなっている。

しかし、法的に、とか大阪市は、というが、
実際の実務権限は区役所にあるので、
これが事実である場合、
何かの、たとえば実務的なまちがいであれば、
2回分天引きした保護費を変換してもらわなければならないし、

仮に同じ事例が数件あるということになれば、
ただちに本庁とも話をしないといけないということとなる。

大阪社保協の自治体キャラバン行動は空中戦はしないし、
抽象的なやりとりはしない。

確かなデータと具体的な事例に基づき、法令に基づきどうなのか、ということ確認していく。
それが「科学的な住民運動」だ。

そうした積み重ねで、
毎年、前進していることを、日々実感。

枚方生活保護自動車保有訴訟(佐藤キヨ子裁判)第14回口頭弁論傍聴のお願い

枚方社保協・野田事務局長からのお知らせです。


枚方生活保護自動車保有訴訟(佐藤キヨ子裁判)第14回口頭弁論
~原告の佐藤キヨ子さんが証人に立ちます~


いつも大変お世話になっています。本当にありがとうございます。
前回、8月31日の口頭弁論は枚方交野生健会・森田事務局長でしたが、涙なしでは聞けない証言でした。
生まれつき股関節に障害を持つ佐藤さんが提訴して2年7ヶ月余、最後の証言に佐藤キヨ子が立ちます。
傍聴席を満席(91席)にして、佐藤さんを励ましたいと思います。多くの皆さんの傍聴参加をお願いします。


日 時 : 9月28日(金) 13:30~15:00
ところ  : 大阪地裁202号法廷
集 合 : 13:00 地裁ロビー
内 容 : 証人調べ
     ○原告・佐藤キヨ子さん


裁判終了後、短時間の報告集会を弁護士会館12階会議室で開催します。

※長時間の裁判ですが、法廷には自由に出入りできます。短時間の傍聴でもお願いします。

※なお、全国から寄せられた公正裁判を求める署名11,169万人分を第1次分として8月31日裁判所に提出しました。
  引き続きの署名へのご協力をお願いします。

連絡先 佐藤キヨ子さんを支援する会 電話・FAX 072-846-8231 枚方交野生健会気付



自分たちで生命を守った村 (岩波新書)

ここのところ、移動時間には「沢内村」関連の書籍を読んでいる。

沢内村は、日本で始めて
老人医療費と乳児の医療費を無料化した「日本一の福祉自治体」ということで有名だけれど、

今、国保の歴史を調べていく上で、
どうしても、なぜこのような自治体が生まれたのか、
という背景までもしっかりと学びたいと思っているからだ。

自分たちで生命を守った村 (岩波新書 青版 668)自分たちで生命を守った村 (岩波新書 青版 668)
(1968/01/20)
菊地 武雄

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この書籍は、有名な深澤村長が書いたのではなく、
同時期にともに活動をし、岩手県全体の医療・国保・福祉改善の取り組みをすすめていた
岩手県国民健康保険連合会の菊池武雄さんがかかれたもので、
1968年に発行されている。

何よりも昭和30年代までの岩手県の雪深い村々がいかに貧しく、
それは、乳児の死亡率の高さや、女性の早死などに如実に示されている。

農民、村民が過酷な自然によって虐げられ、
そして貧しいからこそいかに医療が遠かったかが書かれていて胸をうつ。

そして、ここでは、沢内村国保の保健婦たちの活動がリアルにかかれ
今の行政にないものがはっきりとわかる。

岩手県は現在も数多くの自治体立病院や公立病院、国保診療所をもつ。

それは、自前で医療機関を作らなければ医者も来ないし、
ちゃんとした医療が保障されないからだった。

大阪などという都会にいて、
冬でもほとんど雪が降らず、
交通の便もいい地域にいる人間には
想像を絶するような厳しい自然環境の中だからこそ

「自らの手で命を守る」ためのたたかいをしたのだ。

そして、この本をよんでいると、
農村はいつも日本の国策を下支えしていることがよくわかる。

古くは江戸時代、年貢は大名や武士のために召し上げられた。

戦争中は、兵士の供給地として、

戦後は、高度経済成長の労働者の供給地として、

そして、今は食糧の生産地として。

沢内村のたたかいの真髄は、
「制度」を作ったことではなく、
「制度」のもとで、自ら実践する村民を育て上げたことだ。

その中心にいたのが保健婦だったということが本当によくわかる。

この本を読んでいて、
いまの住民運動には、「自らが実践する」という視点がない、かなり薄いと感じる。

要求するだけの運動になっていないか。

たとえば、いま展開中の自治体キャラバン行動「健診」について取り上げているが、
20人程度の参加者の中で、
自治体が実施している「特定健診」や「がん検診」を受診している住民がほとんどいないのだ。

自治体に対して批判するだけでなく、
自らが実践者となり、そしてその経験をもって改善策を語る、ということが必要だし、

自治体だってやはり苦労して事業を展開しているのだから、
そうした努力に対してこちらも誠意をもって応えていくことが必要ではないか。

国保料が高い、下げろという活動をしながらも、
やはり自らの健康に関心を持ち、健診を積極的にうけ早期発見早期治療につとめる。

これは「自助」などということではなく、
はやり実践者として住民が成長していく、ということではないか。

そんなことを学んだ一冊だった。







何よりも命が大事~沢内村深沢晟雄村長の言葉

昨日は休養日、としたので、「本を読もう」本棚を除くと、
ずいぶん前に買っていて忘れていた本が目に付いた。

極貧にあえぐ沢内村を全国一の福祉自治体にした深沢村長の生涯。

村長ありき―沢内村 深沢晟雄の生涯村長ありき―沢内村 深沢晟雄の生涯
(2008/07)
及川 和男

商品詳細を見る


ぐーっと引き込まれ、一気に読み終えた。

深沢村長は昭和40年、1965年1月に57歳で世を去る。

村長としては2期8年しか行政に携わっていない。
だから、村長死後にその理念、行政の方向性が引き継がれ、受け継がれていったのだ。

深沢村長の村民向けの最後のことばは昭和40年1月新年のものだった。

この言葉は、いまも私たちがなぜ「たたかうのか」に通じる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

県民のみなさま、おめでとうございます。

~中略~

私は、民市主主義の基本であるますところの、人命尊重の考え方を政治の最高、最終の目標と致しまして、今後も住民福祉のため努力いたしたい所存でございます。

ややも致しますと、現実的な生活のきびしさから、命あっても物種ではなく、物種あっての命というふうに考えやすいのでありますが、
モノが命より大事だということになりましたんでは、これはきわめて危険な、おそろしい考え方だと申すほかはございません。

このすがすがしい希望の躍動する新春にあたりまして、みなさまとともに、あらためて政治の中心が生命の尊厳尊重にあるということを再確認いたしたいのであります。

~略~

生命尊重のためにこそ、経済開発も社会開発も必要なんだという政治原則を再認識すべきであると存ずるのであります



・・・・・・・・・・・・

なんてシンプルに、かつとても大切なことを語りかけているのだろう。

今の政治家と、そして行政担当者にいってやろう。
「耳の穴かっぽじって聞け!」と。






傍聴席を満席に!!

枚方社保協・野田事務局長からみなさまへのメッセージです。

枚方交野生健会、森田事務局長が証人に立つということで
なんとしても、傍聴席を満員にして激励したいということです。

みなさまもぜひ、傍聴に!!



枚方生活保護自動車保有訴訟(佐藤キヨ子裁判)第13回口頭弁論
~枚方交野生健会事務局長が証人にたちます。多くの皆さんの傍聴をお願いします~


前回、7月18日の口頭弁論の証人調べでは、生まれつき股関節に障害をもつ佐藤さんが、生活保護を申
請した当初から、被告側が自動車「処分ありき」の結論を出し、それを執拗に佐藤さんに迫っていた実態が明ら
かになりました。

8月12日には全国障害者問題研究大会(広島市)に佐藤さんかを支援する会から参加し、レポ-ト報告と
裁判の支援を訴えました。

日 時: 8月31日(金) 13:30~16:00
ところ: 大阪地裁202号法廷
集 合: 13:00 地裁ロビー
内 容: 証人調べ
    ○引き続き、前生活保護課長
    ○枚方交野生健会事務局長

裁判終了後、短時間の報告集会を弁護士会館で開催します。

※長時間の裁判ですが、法廷には自由に出入りできます。短時間の傍聴でもお願いします。

※なお、全国から寄せられた公正裁判を求める署名1万人分を第1次分として当日裁判所に提出します。
  引き続きの署名へのご協力をお願いします。

連絡先 佐藤キヨ子さんを支援する会 電話・FAX 072-846-8231 枚方交野生健会気付



韓国の介護保険とたたかいを学びにいきませんか 

昨年の10月、韓国に仲間たちとでかけました。

韓国では2008年から介護保険制度がはじまっています。
それも日本の介護保険を研究して・・・。

昨年の韓国視察の様子は
このページ右下のカテゴリー「韓国視察旅行」をクリックしていただくとでてきます。

韓国でみたものは、介護労働者のものすごいたたかいでした。

今年もまた行きます。

たたかうヘルパーのみなさんとは、ぜいまた会いたいと思っています。

あなたもご一緒にいきませんか??

ものすごく元気になる旅行です。



【日程】
10/11(木)
10:00  関空集合
11:55  大韓航空(KE)2726便にてソウルへ
昼食:機内(軽食)
13:40 着後、介護施設視察
      (先方の都合により予定が前後する場合があります)
     夕食(韓定食)を取り、ホテルへチェックイン(ソウル 仁寺洞クラウンホテル)


10/12(金)介護施設視察、介護労働者との懇談
      (先方の都合により予定が前後する場合があります)
      免税店へ寄りホテルへ戻ります
      朝食:ホテル
      昼食:サムギョプサル
      夕食:フリー

10/13(土)終日フリー
      各種オプショナルツアーをご用意

10/14(日)出発までフリー
      19:15 大韓航空(KE)721便にて帰国の途へ
      20:55 大阪/関西国際空港着  解散
      朝食:フリー
      昼食:フリー
      夕食:機内(軽食)

【旅行代金】95,000円(2名様1室として)
      一人部屋利用追加代金  25,000円

☆10名様に満たない場合で催行する際は人数に寄り追加料金が発生します
 募集人数20名  最少催行人員10名
 締め切り  8月31日(金)

☆旅行代金に含むもの
往復航空代金、3泊ホテル代(ツインルームとして)、行程表に記載の食事代(1朝食、1昼食、1夕食)、現地視察コーディネーター費用、視察先通訳費用、行程表に記載の専用車代、現地日本語ガイド、関西空港から同行の添乗員

★旅行代金に含まないもの
行程表に記載のない食事、オプショナルツアー代金、食事の際の飲み物代、関西空港までの交通費、空港税、燃油サーチャージ、海外傷害保険料

主催:大阪社会保障推進協会・介護対策委員会  
         
企画・手配  ㈱国際ツーリスト・ビューロー   担当 大村  圭子
お問い合わせは
〒650-0011 神戸市中央区下山手通6-1-4 オフィス下山手5F
℡(078)351-2110  Fax(078)351-2140

私たちの弱点

一昨日から学習会講師集中月間がはじまった。


一昨日は近鉄特急で三重県津市まで行き、

三重県社保協主催「国保会計を徹底的に学ぶ連続講座」の四回目、最終講座での講師。


3月末に初回講座でも話をさせていただいたが、
その時は会場いっぱいの参加者だったが
最終回はその三分の一程度に減っていて

連続講座の大変さを垣間見たが

しかし、大変立派な三重県内の市町村会計分析が出来上がっていて
準備された事務局のみなさんのご苦労に大きな拍手をしたいと思う。


私は裏方の苦労が立場上とてもよくわかる。

物事は
実は目に見える光が当たる表より裏側が大事なのだが
見えないのでなかなか評価されない。

だから今回の連続講座を裏で支えた事務局の皆さんは本当に偉いなあと思うのだ。

実はこの三重県の連続学習会に大きな刺激を受けて
いま国保ハンドブックをつくっているし
7月から毎月「国保基礎連続講座」を企画したのである。

最終回には国保広域化問題と地域での国保運動の参考にと
この三ヶ月間の四條畷市国保のたたかいについて報告させていたたいた。

この四條畷市に対するたたかいは驚きとともに熱心に聞いて頂いた。

言いたいことはただひとつ。

やっぱりたたかわないとあかん。


昨日は熊取町で学習会。
熊取は町だけれど人口4万5千人もいる。
四條畷市が5万7千人なのでそれほどかわらない。

大阪の南に位置していて
あの去年から超メジャーとなった小出さんがいる京大原子炉実験所があり、
その向かいには原発の燃料棒をつくっている原子力燃料工業熊取営業所の工場もある。

この町に地域社保協を作ろうといま準備がはじまっていて、
昨日はその初めての集まりだった。

私は税の目的、機能と社会保障との関係、そして地域での運動についてここでも四條畷の話をした。

四條畷のたたかいは短期間ではあったけれど、
社保協ならではのたたかいなので、
私はこの一年間、
ありとあらゆるところで語るつもりだ。

私は四條畷市で起きていること
つまり
「いのちよりカネ」「給付より収納」を追求する行政姿勢は

特異で異常で
たまたまだ、とは思わない。
日本全国の自治体で起きている。

ただ、私たちが知らないだけで、見えていないだけだ。

何故ならば

社保協に関わっている人たちのなかに
明日をも知れぬくらしとか、
貧困を見にしみて実感している人がほとんどおらず、

税や保険料も高いながらも何とか滞納せずに払っているので

そうした厳しい取り立てを経験したことがない。

役所は払ってくれている市民にはとても親切だし丁寧だ。
それが私たちの弱点なのだと思っている。


運動は頭では出来ない。
理屈で体は動かない。
「……………すべき」ではたたかいは絶対に出来ない。

「許せん!」
とか
「くそっ!負けるもんか!」
とか
そんな心の底から湧きあがってくる強い思いがたたかいの原動力となる。

そのためには、地域にでの実態把握と豊かな感受性が必要だ。


四條畷での国保のたたかいはこうしたことを教えてくれたのだ。

関西でのこの動きをぜひ全国に広げたい

一昨日29日は、
風邪と軽い腱鞘炎で体力的には最悪・・・・
でも、そこはいつもの気合いと体力で乗り越えるべく
家にあった風邪薬をとにかくのんで京都に向かう。

3月から短期決戦で京都の仲間と準備してきた
「介護報酬改定を問う京都集会(略称)」

事前の申し込みは70人だったが、
当日飛び込み参加がなんと52人もあり
最終的には120人の参加となった。

120429京都集会参加者2

多い目に資料印刷しておいて本当によかった!

開会挨拶をする京都ヘルパー連絡会の代表人の浦野さん。

120429京都集会開会挨拶

「基調講演」は大阪社保協・日下部介護保険対策委員。

60分でピシッとまとまった話でとてもよかったと思うのだけれど、
彼自身は不満だったとか。

この京都集会については、
日下部さんブログにも書かれている

そして4人の報告者。

120429京都集会発言者

利用者、ホームヘルパー、デイサービス経営者、ケアマネジャーに発言いただいたが、

私たちは、絶対に、ヘルパーだけとか、ケアマネジャーだけの集まりにはしない。

必ず、中心に利用者がいて、
利用者のためのサービス提供だということを肝に据える。

そして、利用者がこの報酬改定でどうなったのかということをみんなで考え、
そして、利用者本位にするためにどうしたらいいのかを考え動く。

利用者抜きの介護保険みなおしなど意味がないからだ。

会場からも沢山発言をいただいた。

視覚障害者の方、地域包括支援センターの職員の方からも発言があり、

さらに全国認知症の人と家族の会の高見会長が「一般参加」としてご参加いただいたので
ぜひともとお願いし、
「現場の声が聞こえない、小さい、もっと声をあげよう」と発言いただいた。

アピールでは、

「わたしたちのたたかいはこれからです。
いかに実態をうきぼりにし、
利用者・高齢者、そして私たちの声を世論化していくか、
にかかっています。

私たちのたたかいの真ん中には「利用者」がいます。

利用者本位のサービス提供ができるよう、
ホームヘルパー、ケアマネジャーはじめ全ての介護従事者と、そして市民が手を携え、
なんとしても介護報酬「改悪」を撤回させましょう。」

と強調した。

そして、集会終了後、デモへ。

ここが京都の仲間の素晴らしいところ。
大阪ではまだ介護保険集会などの後、デモをしたことがない。

たたかいは、もっと街へでないといけない。

120429京都集会デモ先頭

120429京都集会デモ

参加者は京都、大阪からだけでなく、

奈良、兵庫、名古屋、川崎、東京、高知などからも。

この動きをぜひ広げていきたい。

次は、5月20日、東京での全国運動交流集会へ。

えらい、窓口が親切になったそうですよ~四條畷市役所

19日に四條畷市と国保問題について総勢100人を超える参加者のもと交渉をしました。

その内容は、大阪社保協fax通信1003号をご覧くださいね。

っで、昨夜、一連の取り組みの打ち上げが現地でありました。

四條畷市の共産党の阿部市議や岸田市議によると・・・

次の日から、
四條畷市役所の保険年金課や徴収対策課の窓口がめちゃめちゃ親切になったそうです。

そして、全国一の「国保料独自減免制度」の市民向けチラシについては、
現在作成中で、
6月の国保料決定通知にも入れて市民に送付するそうです。

いやぁ~どんなチラシにしはんのか、
とても楽しみですねえ。

でも、生活保護窓口は人権無視の状況が相変わらず続いているらしく、
今度は生活保護についても、ガツンとやらなあかんかなと昨日相談したんです。

とりあえず、6月末からの今年の自治体キャラバン行動を
四條畷市キャラバンでスタートするっていうのはどうでしょうか。

そして、その後の状況を確認しつつ、
生活保護行政については、きっちりとやりとりする必要がありそうですね。

大阪社保協は徹底的にやりますからねっ。

枚方生活保護自動車保有訴訟・第11回口頭弁論のご案内

枚方社保協・N事務局長からのご案内を転載します。

・・・・・・・・・・・・・・・・

提訴から2年2ヶ月余が経過し、口頭弁論も11回目を迎えました。

佐藤キヨ子さんを支援する会第3回総会を3月10日、64人の参加で開きました。

全国のみなさんのご協力で「公正裁判を求める署名」も1万人分まであと少しになりました。

佐藤キヨ子さんも元気に活動しています。口頭弁論への傍聴をお願いいたします。


枚方生活保護自動車保有訴訟・第11回口頭弁論 


 4月25日(水) 午前10:30~
 大阪地裁202号法廷(大法廷)
 集合 10時  地裁ロビー
 内容 証人調べの日程、順番が決められます

 終了後、報告集会を弁護士会館で予定しています
 淀屋橋宣伝 午前9:30より

問合せ先 : 佐藤キヨ子さんを支援する会
電話・Fax 072-846-8231 枚方交野生健会気付
       


市民に寄り添う行政を取り戻すために~100人が見守る中四條畷市国保交渉取り組まれる

一昨日午後の四條畷市国保交渉。

参加は100人を超えていた。

あいさつをする井上大阪社保協会長。

20120419四條畷国保交渉3

発言する大生連・大口事務局長。

着物の女性は発端となった四條畷国保黒書の告発をした日本共産党阿部市会議員。

おとなりは同じく岸田市会議員。

20120419四條畷国保交渉

当局の挨拶

20120419四條畷国保交渉2

沢山の参加者のみなさんは
地元四條畷市民はもちろん、
北河内の門真、守口、寝屋川、枚方、交野、大東の社保協のみなさんたち。

会場一杯、100人が見守る中、交渉は始まった。

こちらからの「質問状」に基づき口頭回答があったが、
その中で、何度も

「住民の生活実態については丁寧に話を聞いている」

「給付と収納は別」

・・・・という言葉が繰り返されていたけれど、

本当にそうなのか、ということを
実態に基づき話を進めた。

特に、四條畷市国保行政がこんなことをやっているという典型的な事例はこれ。


建設業をされていたbさん。
しかし、仕事がうまくいかず、1月に生駒山で自殺をされた。

その奥さんが国保の葬祭費を申請にその次の日市役所保険年金課を訪ねた。
夫が自殺をされたその次の日、どんな思いで役所を訪れたのか、
本当に辛かったと思う。

それでも「葬式をしたい」という切実な思いで市役所を訪れたのだ。

そこで、四條畷市がやったことは何か。

四條畷市国保では葬祭費は4万円支給される。

保険年金課は、
「給付しますが、そのまま徴収対策課に行ってください」と告げ、
bさんの奥さんに「領収書」を渡した。

bさんの奥さんはてっきり、
徴収対策課で「葬祭費4万円」が渡されるものだと思っていた。

徴収対策課は、
「葬祭費は国保料の滞納分に充てますから」と言った。

つまり、
bさんの奥さんは一度も葬祭費を手にすることなく
滞納分の支払いに充てさせられたのだ。

四條畷市は「ご本人の意思によって」・・と言い訳したが、
現金は一度たりとも奥さんの手にわたっていない。

ここでは四條畷市による法律違反が行われている。

国保料支払い義務は世帯主のbさんにある。

葬祭費はbさん奥さんに支払われる。

4万円が現金として支払われて、
奥さんが自主的に一部を滞納分に充てる、
というのならまだわかるが、

何度も言うが、
奥さんには一度たりとも現金は渡されていないのだ。

四條畷市は帳簿上の付け替えで相殺を行ったのだ。

法的解釈はこうなる。

◆滞納保険料は世帯主であるBさんの夫の債務
 国保料は、被保険者の属する世帯の世帯主(Bさんの夫)にかかる(四條畷市国保条例10条)。

◆四條畷市が葬祭費で滞納保険料を回収することはできない。
 身内とはいえ、夫と妻は別人。四條畷市が一方的に葬祭費を滞納保険料に充てる(相殺する)ことはできない。


なぜこんなことをするのか(現金渡さないで帳簿の付け替え)、という問いに対して

四條畷市は
「保険年金課で申請して会計で給付し、
徴収対策課に行ってまた会計にいれてもらうのは
ご本人にとって手間なので・・・・」

と答えたのだ。

あんたら、いつもやってんのか、そんなことっ!!
と会場は驚きと怒りにつつまれた。

でも、bさんの奥さんは会計には行っていない。
渡されたのは「領収書」のみだ。

四條畷市は確信犯的に法律を破っている。
そのことがはっきりした。

さらに、このbさんには子どもが6人いて、

普通の感覚なら、

「ご主人亡くなられてこれからが大変ですね、
 くらし、どうされますか、だいじょうぶですか、
 お困りなら生活保護につなぎますよ」

くらい言わないか??

でも、四條畷市は、そんな親切な相談は一度たりともしていない。  
 

2時間の交渉を通してわかったことは、

四條畷市にとっての生活相談とは、

「どれくらいの収入で、どうすれば滞納を払えるか」の一点しかない、ということ。

はっきり言って、

滞納さえ払ってくれれば、市民が生きようが、死のうが、気にも留めていない、
そういう行政なんだと断定してもいいんじゃないか。


四條畷市役所のみなさん、

私が書いていることが違うというのであれば、

ただちに行政の在り方を検討して、

少なくとも、
身内が亡くなったとか、ご本人や身内が重病の時に、
「滞納保険料の支払いどうしますか」なんて言うのはやめてもらいたい。

市民に寄り添わないような行政、市役所なんていらない。


・・・・・・・

でも、四條畷市だけが特異なのではない。

いまの日本の自治体の多くが
「いのちよりカネ」「給付より収納」優先になってしまっている。

あの橋下という人間もまさにそう。

維新の会の議員たちもそう。

・・・・・・・・

負けるもんか。

顔が見える自治体、

市民に寄り添う自治体を取り戻すため

私たちはたたかう。

100人を超える参加者の全てがそう決意したのではないだうか。


プロフィール

crecre

Author:crecre
大阪の社会保障のことなら何でもまかせて・・・といえるようになりたいと日々勉強勉強
大好きなものは・・・
着物、旅行、露天風呂、読書、映画、足つぼマッサージ、料理(なんでも作ります。特にパスタははっきりいって、そのへんのイタリアンには負けませんし、時間さえあればピザも生地から、餃子も皮からつくります。煮物も大得意です。最近パンも焼いています)
大好きな人たちとの楽しいおしゃべり+美味しいお料理。
表計算ソフトのエクセル・統計が大好きです。
大切なものは・・・もちろん2人の息子、そして三匹のにゃんず。
性格は・・・非常に前向き、後ろは殆ど振り向きません。

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