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category :2012韓国視察

私が韓国が好きな理由(わけ)、そして来年に向けて・・・

今回の韓国旅行は4度目です。

初めて訪れたのは2006年。

神戸女学院大学石川康宏先生とゼミの学生さんたちと一緒に
「慰安婦」問題での韓国旅行でした。

その時のホテルが、奇しくも今回と同じ、インサドンクラウンホテルでした。

このときの体験が、私の「慰安婦」問題での取り組みのスタートでした。

そして、2007年にも石川ゼミ旅行に参加し、
この時のメンバーが中心になって、
2008年夏に大阪でシンポジウムを開催しました。

そして、そのシンポジウムの実行委員会とシンポに来てくれた人がさらに広がって
いま、大阪でずっと続けている「慰安婦」問題解決に向けた意見書採択を求める会の活動につながっています。

っで、
2006年にはじめて韓国に来た時、まず私が感じたのは、

「私のルーツはここだな」ということでした。
なぜって、韓国にいる人の顔が、私の周りにいつもいる人の顔で、
全く違和感がなかったからです。

事実、昨年、インサドンのお土産屋さんのおばさんに
「あなた、着物きてるげど、韓国人の顔よ~」といわれましたしね。

そして、昨年からは韓国の介護保険を学ぶために来ました。

というか、今思い出すと、韓国に来たかったのが先で、介護保険は後付けだったかもしれません。

でも、昨年来てみて、
韓国の介護労働者のたたかいにびっくりし、そして魅了された、わけです。

今年はさらに理解が深まったし、もっと知りたいという思いが強くなりました。

これは、私以外のみんなもそのようで、

昨夜の晩御飯の時には、そのあたりの話をみんなでして、

来年、私たちが韓国のみなさんを「招聘」できないか、
という話に発展しました。

私はこの韓国介護保険視察をあくまでも個人で取り組んでいるので、
大阪社保協で、ということにはなりません。

でも、「やりたい」と強く思う個人が集まって実行委員会を結成し、実現していくことは、
これは「慰安婦」問題での取り組みで経験しています。

昨年の視察メンバーにも呼び掛けて、来年、実現できないか、考えていきたい。

だって、私だけが勉強していてもね、
多くの人たちに韓国の「たたかい」を学んでほしいし、

そして韓国の介護現場の方たちには、「ケア」の内容や「ケアマネジメント」を学んでほしいと、
これは、私以外の介護現場のケアマネジャーであるほかのメンバーの意見です。

いちばん近い国、そして日本のルーツでもある韓国の介護現場の人たちと、
民間レベルでの交流をいまよりももっと広い視野ですすめていきたい。

昨夜はみんなでそんなことを語り合いました。


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慎(しん)さん

今日は完全フリータイム。

・・・・といっても、全員一緒の行動なんですけどね。

朝はこのホテル近くのインサドンのカフェでモーニング。

そしてまずは、明洞(ミョンドン)で「nanta(ナンタ)」を観る。

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これは、日本でも時々公演がありますが、
音と踊りの「キッチン音楽劇」とでもいいのでしょうか。
言葉はほとんどなく、どんな国の人がみても楽しいショーでした。

そしてランチは、石焼ビビンパ。

びびんばではなく、びびん「ぱ」が正しいのです。

食事の後は、「戦争と女性の博物館」へ。

「行きませんか」という提案をしたら、
ほかの4人の女性たちもすぐに賛成してくれました。
みんな、問題意識をもった人たちです。

この博物館では、「慰安婦」問題以外にも
いまもつづく世界中の戦争で、
常に女性たちがレイプされ、虐殺されている事実にも言及しています。


このかわいい女性が通訳の慎(しん)さんです。

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去年の視察でお世話になり、
今回も「絶対に通訳は慎さんに」と指名しました。

今回の韓国での旅行が、安全で快適で、そしてとても楽しく過ごせているのは、
この慎さんがいてくれるから。

彼女といると、韓国が大好きになります。

晩御飯までずっと付き合ってくれて、
明日お別れするのがとても残念。

でも、来年もきっと会えますから。












韓国は日本からもう学ぶことはないんじゃないか

ソウル三日目の朝です。

ソウルの朝は日本よりかなり涼しく・・・というか、肌寒いのですが、
私は日本式にバスタブにお湯をため、しっかりと体を温めたのでほかほかです。

忘れないうちに昨日の視察内容を書いておきます。

午前中は、ソウル郊外にある仁徳園というものすごく大きな介護施設。
ここは、三千寺という寺のお坊さんが始めた「福祉法人」。

20物施設をかかえ、さまざまな事業を展開している大法人だった。

こちらの法人は、視察などが多いようで、
しっかりとパワーポイントが作られていて、
その説明だけで1時間かかった。
まあ、途中通訳がはいるので、賞味30分だけど。

でも、ここは、私たちのことを一度聞かず、日本のことも聞かなかったので、
日本のことは関心なかったのだろう。

でも、この説明で、韓国の介護保険の仕組みがよくわかった。

韓国では介護保険での施設は「療養施設」という施設だけで、
長期入所と短期入所がある。

基本、6か月以上、自分で生活することの難しいお年寄りは、

①まず保険者の「健康保険公団」に申請する。

②2週間後、公団から調査員が家庭訪問し面接。

③判定会議にかかる。判定員は、医師、看護師、社会福祉士、公団職員。

④等級が決定。韓国の等級は、寝たきりなど最重度が1、かなり重度が2、痴呆などが3
、の3段階。

保険給付は等級1と2は施設給付と在宅給付があるが、3だと在宅給付のみ。
ただ、3
であっても、虐待や介護放棄などがあれば施設給付がうけられる。

ちなみに在宅給付は
①訪問療養(ホームヘルプ)②訪問入浴③訪問看護④昼間デイケア⑤夜間デイケア⑥福祉用具

費用負担は施設給付は2割負担、在宅給付は1.5割負担。
食事代、おやつ代は別。

生活保護受給者は無料で、低所得者は軽減がある。

ちなみに介護保険料は健康保険料と一緒に徴収される。

施設利用料は食事代・おやつ代込みで月額60~65万ウォン。日本円で42600~46150円。
これは韓国の平均的な年金生活者にとってはたやすい金額ではないとのこと。

しかし、それでもこちらの療養施設、定員247人は満員で、多くの待機者がいた。

館内を案内してもらったが、
こちらの施設は機能的というか、無機質な感じで、ちょっと寒々とした雰囲気。
そこらじゅうに監視システムのカメラが設置されていた。

エコには積極的にとりくんでいて、
太陽光発電をして施設内循環システムにより、co2はほとんど排出されない。

療養施設の居室もみせていただいたが・・・
7人部屋で、昔の日本の老人病院という雰囲気。

みんな同じ寝巻を着せられ、私物も全く持ち込めない。

ターミナルというのか、家族が望めば臨終までここで、ということだったが、
うーん、病気ではないのに、ここで亡くなるのはちょっと・・・
と思ったのは私だけではないのでは・・・・。

昨年いかせていただいた療養施設も宗教法人が母体だったが、
部屋も明るく、全く違う雰囲気だった。

やはり、いろいろあるんだな。


施設の前で。

中央の青い服のメガネの女性が説明してくれた職員の方です。

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午後に訪ねたのは、
同じソウル市内、昨日訪ねた「女性勤労者シェルター」と同じ恩平(ウンピョン)区にある
「福祉創造在宅福祉センター」。

ここは歴史が古く、1958年、朝鮮直後に設立され、
戦災孤児の救済活動から始まった団体が、1997年からは高齢者サービスも始めた。

現在は

①高齢者福祉サービス

②女性福祉サービス

③児童福祉サービス

④地域福祉サービス

⑤国際交流

⑥社会的支援サービス

⑦元気高齢者のための就労支援サービス(シニアクラブ、仕事づくりと仕事紹介)

という事業を幅広く展開されている。

ここでは、介護保険の訪問介護の内容について詳しく聞いた。

韓国の訪問介護は一日最大4時間。
これはたとえば午前2時間、午後2時間というようにわけてもいいのだが、
分けると利用料が高くなるので、ほとんどは4時間にするとのこと。

そして、月4回まで1日8時間使うことができる。

さらに4時間のうち、コミュニケーションというのか、おしゃべりやお話を聞く時間が
30分までみとめられている。

訪問介護は、

①身体介護~排せつ介助、洗顔、食事介助など

②家事援助~調理、洗濯、掃除など

③個人活動支援~散歩、買い物、病院動向など

の3つの支援で成り立っている。

韓国にはケアマネジャーがいないが、こうしたサービス内容については、
社会福祉士が前月に家庭訪問し、本人家族の意向を聞いて計画を作成する。

韓国では、社会福祉士がとにかくさまざまな場面で活躍。
その役割を発揮している。

介護保険においても社会福祉士がしっかりと仕事をしているようだが、
ケアマネジャー制度をつくろうという動きになっていて、
民間レベルでケアマネジメント学会がつくられていて、
ここの理事長さんは熱心にその活動をされているようだった。

よく聞くと、やはり白澤先生がこの学会にでて、講演をしている、とのことだった。

それから、すごいな、これはまなばなければと思ったのが、

介護保険外の「在宅老人支援サービス」。

韓国では、いまもやはり、家族が高齢者を扶養する、というのが一般的だけれど、
やはり一人暮らし低所得高齢者はいるわけで、
そういう人たちは生活保護受給となる。

そうした一人暮らしの生活保護受給のお年寄りを管理、という支援しているのが、
この「在宅老人支援サービス」で、
ここでは90人の高齢者を支援している。

恩平区にはもう1か所事業所がある。

支援内容は、
こうした高齢者社会から疎外されている場合が多いので、
リクリエーション活動や、生活のこまごまとした世話など。

痴呆予防の学習会や、高齢者詐欺防止の教室なども。

そして、「安心コールサービス」というものがあり、
ボランティアが「お元気ですか」と電話で連絡をいれ、安否確認をする。

こうした事業に対しては、国から7割の補助金がでていて、
さらに企業の社会貢献事業としての寄付や、事業活動などで運営資金が賄われる。

この事業の中心となっていのも社会福祉士。
韓国の社会福祉士は、ボランティアの養成や企業への寄付などの営業活動、
そして資金集めのための事業、たとえばカフェやイベントなどの収益活動なども一手にやっていて、
お金を作り出す「社会福祉士の手腕が問われる」のだそうだ。

こうしたお話を聞き、一緒にやっておられるデイケアの現場もみせていただいた。


・・・・・・

そして私の感想は、ひとこと、

「韓国はもう、日本から学ぶことは全くないのではないか。
 日本こそ、韓国にまなばなければならない」

ということ。

経済でも、韓国企業が日本企業のシェアを完全に塗り替えているといわれているが、

社会保障分野でもそうではないのか。

韓国の社会保障現場のトップの人たちが、いきいきと語り、みせてくれるものは、
もう、日本の先を行っていると、つくづくと感じる。

・・・・・

私たち、日本人は、世界から取り残されつつある。



ソウル二日目の朝です

みなさま、お早うございます。

ソウル・インサドン・クラウンホテルの朝です。

昨日は一時には金浦空港につき、
そのままソウル市内の全国療養保健士協会のみなさんと懇談・交流。

この協会は、韓国の介護保険が始まった2008年7月1日の直後の7月3日に設立され、
日本で言うヘルパーさんと、付添婦さんの健康権と労働権の確立のための活動をしています。

現在全国で1500人を組織しています。

昨年も、そのたたかいのすごさに圧倒されたのですが、
今年はたたかいもさらに進化し、政治的になっていました。

懇談の会場はソウル市内にあるビルの中で、
そこは本部ではなく、
恩平(ウンピョン)区ケア女性勤労者シェルターというところで、
町で働くヘルパーさんや付き添いさんたちの休憩場所であり、
そして健康管理・増進のための保健活動や教育などがおこなわれる場所です。

いまのソウル市長は市民運動出身なので、
こうした女性問題、女性の労働問題に力をいれており、
さらに区が「女性の健康プログラム事業」として協会のこの事業を活用し、
年間2000万円の予算がついているとのことでした。

ここでは、産業保険医の無料検診事業、瞑想プログラム、
そしてヘルパーさんたちは50歳代60歳代の女性たちなので
コンピューターが不得手なので、パソコン教室もしており、好評を博しているそうです。

また活動家育成のための「リーダー養成講座」もしているとのこと。

この協会は職能団体ですが、
支援しているのは「公共労組」(組合員13万人)で、
もともと、非正規、未組織の介護看護の労働者の組織化をするために、
労働組合ではなく、職能団体として立ち上げたのですが、

すでに協会員1500人のうちほぼ半分の700人は労組加盟です。

そして、今年10月20日には公共労組医療連帯分科会ケアワーカー支部が正式発足するとのことでした。

その他、韓国と日本の介護保険制度の比較など、いろんな話もして、
二時間はあっという間でした。

私が最後にきいたのは、

「韓国も日本も労働環境はそれほど違わない。
 介護現場では非正規労働が多い。
 でもなぜ韓国ではこんなたたかいができるのでしょうか」

・・・・・韓国は80年代90年代の民主化の運動の中で育った労働組合が
こうした運動の下支えをしています。
50歳代60歳代のケアワーカーは公共労組としての新たな組織化の対象でした。
すでに清掃業などの組織化では成功していました。


「日本の労働組合はいま年々縮小し、細る一方です。
 しかし、考えてみれば労働環境は韓国も日本も同じで、
 失業者が多く、働いていても非正規労働が多い。
 それなのに、韓国の労働運動は大きく発展しているのでしょうか」

・・・・いまの労働環境にあわせ、非正規労働者を組織してこそ、
労働組合そのものの力がついていくのではないでしょうか。


うーん。
やっぱり学ぶことが多い懇談でした。
でも時間が足りなくて残念・・・。

シェルターの入り口前でみなさんと。


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今日は、いまから朝食をたべて、
午前中は介護施設、午後は訪問介護事業所視察です。






今日から韓国です

今日から一年ぶりの韓国に4日間いってきます。

去年の韓国旅行の様子はカテゴリー『韓国視察旅行』を見てください。

去年のメンバー3人とあたらしいメンバー2人。すべて女性です。

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韓国は2008年から介護保険がはじまっています。
日本の介護保険を研究して韓国の制度をつくっていますが、
制度そのものは日本より対象者もすくないし、サービス範囲もちいさい。

でも現場のたたかいがすごいのです。

今日の午後に訪ねるのは去年も交流した全国療養保護士協会。
ヘルパーさんと病院の付き添いさんたちの運動団体です。

一年ぶりに皆さんにお会いできるのがとてもたのしみ。

コーディネーターも通訳のお二人とも去年の方におねがいしたので心強いですしね。

パソコン持って行きますので、また道中報告いたしますのでみてくださいね。

ではいってまいります!!

プロフィール

crecre

Author:crecre
大阪の社会保障のことなら何でもまかせて・・・といえるようになりたいと日々勉強勉強
大好きなものは・・・
着物、旅行、露天風呂、読書、映画、足つぼマッサージ、料理(なんでも作ります。特にパスタははっきりいって、そのへんのイタリアンには負けませんし、時間さえあればピザも生地から、餃子も皮からつくります。煮物も大得意です。最近パンも焼いています)
大好きな人たちとの楽しいおしゃべり+美味しいお料理。
表計算ソフトのエクセル・統計が大好きです。
大切なものは・・・もちろん2人の息子、そして三匹のにゃんず。
性格は・・・非常に前向き、後ろは殆ど振り向きません。

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