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date :2010年06月21日

保育現場からの発信を!

昨日日曜日は朝8時前には家をでて南海白鷺駅に向かった。

大阪府立大学で開催される「第42回みんなで保育・子育てを考える集会」の
「子どもの貧困分科会」の助言者を引き受けた。

私はいままで保育団体の学習会などの講師をしたことがない。

それは私に講師要請がなかったから。

だから今回の講師要請は2つ返事で引き受けた。

なぜなら保育現場と繋がりたかったから。

私は二年前の夏に大教組の定時制・通信制高校の先生たちの
夏期セミナーに招かれ無保険のこども問題で話をした。

そして定時制通信制の高校で
授業料が払えない、保険証がない、
生活保護を受給している、
そういった貧困の真っ只中のこどもたちが
クラスに沢山いるという教師の話を聞いた。

そこで私は先生たちにお願いした。

「あなたの目の前にある実態を発信してほしい」

「こどもたちの声を代弁してほしい」

「高校生なら自分たちで判断できる。高校生たちに声をだしてもらいたい」

強く強く要請し
そしてその中のお一人のK先生に
マスコミ取材があれば携帯番号を直接知らせていいという許可をいただき
私はどれだけのマスコミ取材に繋いだだろうか。

2年前の秋以降数々の関係者に繋いだ。

昨年春の朝日新聞の定時制高校不合格者のスクープもここから始まった。


私はこどもたちにいま
この日本という国の矛盾が集約的に現れていると考えている。

そしてより小さなこどもたちが犠牲になっていると思う。

こどもたちは声を上げない。

だから保育現場と繋がりたいし発信してほしいと強く願っているので
昨日の「こどもの貧困分科会」によばれたのが嬉しかった。

大阪の保育集会で貧困分科会が作られたのは、
やはり大阪の保育運動がこどもの貧困について
問題意識を持っていることの反映だと思う。

大保連の仲間とはずっと「こどもシンポ」実行委員会で一緒にやってきた。

昨日の分科会では
「広がるこどもの貧困~無保険のこども問題等からみえるもの」と題して話した。

貧困と格差とはなにか。
貧困、格差がなぜ生まれるのか。

子育て世代の働き方、
母子家庭の暮らし。
大阪の再貧困地域門真のこどもたちのいま…………

私はこどもたちの事を語り出すと止まらなくなる。

私は最後に問題提起をした。


保育所の中で
どんな素晴らしい保育実践をしても
どんな素晴らしい給食を食べていても
こどもたちは幸せにはなれない。

朝と晩に何を食べているのか、
日曜日にどうしていれのか、
お父さん、お母さんが
どんな働き方をしているのか、どんな暮らし方をしているのか、
保育所以外のこどもたちのくらし、背景に思いをはせてほしい。

そんな話をした。


休憩のあと5人の方から声があがった。

夜間保育園の園長さんからリアルな発言があった。

夜間保育園には離婚してこどもを抱えてかけ込んでくるお母さんが多い。
こどもを抱えて女性が仕事をしようとしたときにみつかる仕事は困難なものが多い。
夜中までの仕事でパートかアルバイト。
だからダブルワーク、トリプルワークをせざるをえない。

あるお母さんはファミリーレストランで仕事をしている。
生活保護は受けずに自分で頑張りたいと思っている。
いまとても責任のある仕事を任されている。
パートにもかかわらず。
毎日プレッシャーがあり追い込まれていてこどもに目がいかない。
2歳のこどもはお母さんを求めて混乱している。
起きられない。
着替えたくない。
朝からお菓子が食べたい。
お母さんに抱きしめてほしい。
でもお母さんはいっぱいいっぱいで追い込まれている。
仕事が終わってもすぐに迎えに行くことができない。
保育園の近くで30分自分の時間を作らないと
自分の気持ちをおさめることができない。
…………と。


またある自治体の国保課の収納係をしているお母さんから貴重な発言もあった。

滞納保険料の収納係をしていて
毎日毎日収納率アップが上から指示されている。
でも現場では悪質な滞納者からはきっちりと入れてもらうけれど
大変な暮らしをしている人からは払える金額だけでいいじゃないかと話している。
もちろんそんなことは文書にはできないけど、
無理をしないで事情を話してくれたら役所はちゃんと対応する、と。

私は
必死に自己責任で頑張るお母さんたちに
まわりの保育士さんたちが

「お母さんよく頑張ってるね。
でも頑張りすぎだよ。
しんどいときはしんどいっていいんだよ。
自分ひとりで抱えないで。
いろんな人に相談したら何とかなるもんだよ。
お母さんが疲れはてたら子ども達が幸せになれないよ」

って言ってほしいとお願いした。

そして相談活動ハンドブックを持参しなかったことを強く後悔した。

教室いっぱいにこどもの貧困について考えている現場の人がいる。

もっともっと大阪で繋がっていけるんじゃないか…。

私はとても嬉しかった。


私は最後に来年の大阪の保育集会に再度呼んでほしいとお願いした。


私はなんとしても大阪で動きをつくりたいと思う。


そして保育現場からの発信を心から待っている。
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プロフィール

crecre

Author:crecre
大阪の社会保障のことなら何でもまかせて・・・といえるようになりたいと日々勉強勉強
大好きなものは・・・
着物、旅行、露天風呂、読書、映画、足つぼマッサージ、料理(なんでも作ります。特にパスタははっきりいって、そのへんのイタリアンには負けませんし、時間さえあればピザも生地から、餃子も皮からつくります。煮物も大得意です。最近パンも焼いています)
大好きな人たちとの楽しいおしゃべり+美味しいお料理。
表計算ソフトのエクセル・統計が大好きです。
大切なものは・・・もちろん2人の息子、そして三匹のにゃんず。
性格は・・・非常に前向き、後ろは殆ど振り向きません。

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