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date :2010年08月14日

大規模自治体の機能不全

6月末からずーっと自治体キャラバン行動をやっていて、
これまで37自治体と懇談した。

自治体キャラバン行動は本当に
多くの刺激を与え、
多くの問題意識を持たせ、
多くの学びをくれる。

これだけ自治体をまわっていて、
何も考えないほうがおかしい。

この間起きた社会問題で、

大阪西区のネグレクト(=育児放棄)死亡事件と
100歳以上高齢者行方不明問題は

根っこが同じだと思っている。

一言で言うと、自治体の「機能不全」。

私はこうした仕事を20年していて、
毎年毎年自治体キャラバン行動で市町村を回り、
毎年何回も何回も自治体アンケートをして、
各社会保障制度のデータを手のひらに乗せてきた。

そして出している結論は
あくまで私論だけどね

自治体として機能するのは人口10万人まで。

はっきり言って、
政令市や中核市なんていう自治体は機能不全に陥っている。

現場から役所が遠いから
現場でおこっていることが役所の幹部に伝わらない、
何がおきているのか集約も分析もしていないから
対策を立てられない。


大阪市なんて典型的な機能不全自治体。

24区あるけど、大阪市役所(本庁)は24区を把握できていないし、
上意下達方式(本庁が決定し、決定事項だけを区役所におろす)をずっと続けているので、
区役所の職員のレベルの低さは目を覆う。

人間というのは、物を考えなくなるとああなるんだなあと
大阪市内区役所キャラバンに行くと本当にがっかりする。

一方、小さい自治体、特に町村の職員は
いろんなことを考えいろんなことをしないといけないという必然の条件があるからだろう、
とても優秀な人が多い。

今回の大阪市西区のネグレクト死亡事件。
母親は住民票を移動させていなかった。
自治体は基本、住民票で仕事をするので、
大阪市の場合もここで止まる。

そして、通報を何度も受けて訪問しているのに、
住民票が無いために確認できない・・・・で終わる。

そして大阪市の場合は、
昨年の西淀川区での虐待死亡事件があったのに、
検証報告書まで出したのに
その教訓を生かすどころか、
今年2月から、中央区森の宮の廃止した「アピオ大阪」跡地に
市内にたった一つの「子ども相談センター」というのを作って
こうした問題に対応しようとしたのだ。

大阪市260万人口、24区に1箇所?

高齢者の虐待に対応するのは地域包括支援センター。
大阪市の場合はこれまで区に一か所しかなく、
機能していないということてで批判を受けてきたのに、
大阪市はたった一か所???

誰が考えても対応などできないだろう。

先日の太子町キャラバンで、担当者はこういった。

「通報があった時、何よりも大切なのは早く動くこと。
 太子町では、町職員が2人で訪問する。
 虐待でなくても、町職員が行って
 いつでもなんでも相談してくださいね、
 と伝えることが大切。
 育児に不安を持つ母親がこうした声かけに泣くことも多い。
 虐待についての権限は富田林子ども家庭センターにあるが、
 子ども家庭センターも人が少なく、すぐにうごけないので、
 太子町役場がうごく」


行政は、役場は、
住民の近くにあり、そして早く動くことが必要。
そして
権限が現場にあることが重要なのだ。

大規模自治体にはそれができない。

私の今の最も強い問題意識は、

大規模行政はだめだ、ということ。

国保も高齢者問題も子どもの問題も。


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大阪社会保障学校にあなたも参加しませんか?

学ばなければ動けない

動かなければ変わらない

学びはたたかいの出発点


今年の大阪社会保障学校は8月22日開催です。

すでにお二人の講師からは講演レジュメ・資料が届いており、
大変貴重なデータ満載の資料集になります。

資料集はページ数がかなり多くなりますので
事務局としてはきっちりと参加者分の印刷をしたいと思いまR。

必ず事前申し込みを、それも出来るだけ早くしてください。

お二人の講師からのメッセージも届きました。

ねっ、あなたも参加したくなったでしょう??]

ご一緒に学びませんか?

どなたでも参加できます。

チラシはこちらです


★毎日新聞・平野光芳記者からのメッセージ 

親の国民健康保険料滞納で生じた「無保険の子」。
一昨年、大阪社保協の取り組みと毎日新聞の報道により、
救済のための国保法改正が実現しました。
皆さんの周りには、まだまだ声を出せずに悩んでいる人たちが、
たくさんいるはずです。
それをどう訴え、変えていくか。
一連の報道を振り返り、皆さんと考えたいと思います。


★暮らしと経済研究室・山家悠紀夫先生からのメッセージ 

先の参議院選挙で国民は「消費税引き上げはいやだ」との審判を下したのですが、
それでも政府は消費税引き上げを具体化する動きです。
日本の社会保障制度はヨーロッパと比べ不充分です。
しかし、社会保障制度を充実させようとしたら
消費税引き上げでしか本当に財源はないのでしようか?
そんなことはありません。
政府のこうした動きにどう私たちが対抗したらいいのか、
そんなお話をしたいと思います。


2010大阪社会保障学校

□日時  2010年8月22日(日)10時~16時 

□場所  大阪民医連

□企画  記念講演①「新聞記者からみた現代の貧困と社会保障運動~無保険のこども報道から」            毎日新聞大阪本社社会部記者 平野光芳氏

     記念講演②「日本の国家財政のウソ・ホント~社会保障財源は消費税しかないのか」
     くらしと経済研究所  山家悠紀夫氏

□参加費 1000円

□規 模 150人

□別紙申し込み用紙にご記入のうえ上、大阪社保協までfaxしてください。メールでの申し込みは氏名・所属団体・地域社保協名等を明記してください。

□メールアドレス  osakasha@poppy.ocn.ne.jp


プロフィール

crecre

Author:crecre
大阪の社会保障のことなら何でもまかせて・・・といえるようになりたいと日々勉強勉強
大好きなものは・・・
着物、旅行、露天風呂、読書、映画、足つぼマッサージ、料理(なんでも作ります。特にパスタははっきりいって、そのへんのイタリアンには負けませんし、時間さえあればピザも生地から、餃子も皮からつくります。煮物も大得意です。最近パンも焼いています)
大好きな人たちとの楽しいおしゃべり+美味しいお料理。
表計算ソフトのエクセル・統計が大好きです。
大切なものは・・・もちろん2人の息子、そして三匹のにゃんず。
性格は・・・非常に前向き、後ろは殆ど振り向きません。

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