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date :2012年10月

11.21介護保険料引下げ・広域化問題学習会のご案内

11.21介護保険料引下げ・広域化問題学習会のご案内


10月15日の年金支給日に年金額が大幅に減って驚いた高齢者が沢山いるはずです。

これは介護保険料の大幅値上げは、実際に値上げ分が反映するのはこの10月からの

年金だという自治体が多いためです。

「高すぎる保険料をなんとかして」「もう限界、払えない」「介護保険から脱退したい」

・ ・・こう訴える声が日増しに大きくなっています。

もしこのまま推移すれば、「基準額1万円」時代もそう遠くはありません。

一方で大阪府は「介護保険広域化」について議論し8月には報告書をだしました。

今後国に提言するとしています。この背景には「大阪都構想」があり、

私たちは知らないではすまされません。

大阪社保協として介護保険料引き下げ問題・広域化問題について内容を整理し、

今後地域での運動をどう組み立てるのかを学ぶ学習会を緊急企画しました。

学ぶことからたたかいは始まります。ぜひご参加ください。


□ 日時 2012年11月21日(水)午後6時半~9時

□ 会場 大阪府保険医協会MDホール

     難波駅26-A出口リバープレイス方向へ一つ目信号右、つきあたりを左すぐ。

□ 講師 日下部雅喜・大阪社保協介護保険対策委員 他

□ 資料代 500円  

□ 資料印刷の関係上必ず事前申し込みをメールしてください。

□ 主催 大阪社会保障推進協議会 Tel06-6354-8662 fax6357-0846
                メール  osakasha@poppy.ocn.ne.jp      

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

11.21介護保険料引下げ・広域化問題学習会に参加します

  ふりがな

□氏名                □団体・職場名        

□連絡先    fax                  □職種

*お断りをする場合のみfaxでご連絡します。
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続々と届く大阪市認定事務センター実態調査~すでに270事業所から回答あり

大阪市内800居宅介護支援事業所に10/19-23に調査票をfaxした「認定事務センター」実態調査。

認定事務センターについてはこちらのブログをお読みください
こちらから一方的に送ったアンケートの回答率というのは、
普通は15%くらい。

800箇所であれば、120程帰ってくればいいくらい。

それが、なんとすでに270か所も回答があった。

それくらい、関心事で、「よくぞ聞いてくれた」というようなアンケートなんだろうと思う。

おおまかな集計ができたので報告すると、

直近の8月9月の介護保険新規申請と更新申請について聞いていて、

新規申請の場合、
申請から決定まで
30日以内(法定期限)はたった6%しかなく、
30-45日が45%、45-60日が45%、60日以上が9%


更新申請の場合、
申請から決定まで
30日以内(法定期限)はたった7%しかなく、
30-45日が40%、45-60日が44%、60日以上が8%

書いている文章をよんでいると45-60日といってもほぼ60日近いという感触で、

さらに最長日数も聞いているが、70日、80日という驚くべき数字がごろごろあり、

なかには

「6月に出した区変が10/29現在まだでていません」とか、

「8/1申請分が10/30現在まだ決定していない」とか、

「4.5.6月申請分は殆ど60日以上かかり、今なお8月申請分で決定していないものがある」

「3/3認定調査→6/3結果着、3ヶ月もかかった。」

という記述も。

何度も言うが、
申請から決定まで、介護保険法では「30日以内」と定められている。
「法定義務」である。

その法定義務の30日の2倍も3倍も、なかには5倍かかっているものもある。

いくら「認定事務センター」を委託しているといっても、
要介護認定の責任は大阪市にある訳だし、

認定が遅れることによって被る損害は損害賠償請求すべきものではないか。

先の大阪市内区役所キャラバンでは、

「いまは落ち着き、月平均で35.5日で決定されると聞いております」
としゃあしゃあと答える区役所の課長が沢山いたが、

なにが「落ち着いた」だ。

今日faxで、「アンケートの追加で大阪市に言いたいこと」というfaxが送られてきたので、
そのまま掲載する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

認定事務業務について大阪市に言いたいこと。

先日すでにアンケートは出させていただきましたが、
付け足して送らせていただきます。

認定業務が遅いのは、60日以内に認定が終わっていたとしても、
そこから発送・到着までに大変時間がかかっている、といえる。

【例示】

10/26に認定が出た利用者(10/29に区役所に問い合わせたところ、
認定以降2営業日の午後からしか認定情報がいただけない、とのことで
10/30の午後に取りに来るように言われて本日認定情報が入手できた利用者)であるが、
まだこの時点でも利用者の家に介護保険証が到着していない。

10/26に介護認定されているのに10/30でもまだ介護度がわからないなど
信じられない状態である。

この利用者は身体が全く普通に動くが認知症で手間がかかっており、
要介護1か要支援か微妙な人である。

要支援ともなれば地域包括支援センターとの契約から始まりプランが変わるので
早く知りたいのに5日たっても介護度がわからず、

認定事務センターの返事では、
料金別納郵便は時間がかかるので・・・・という返事しかいただけず、

このままでは11月に入ってしまう。

なぜこのように時間がかかるのか。

役人の怠慢ではないかと思う。

介護度が決まったその日に通知を発送できないのか。

少なくともそれくらいはしてほしい。

結果を一日千秋の思いで待っている
利用者やケアマネジャーの気持ちは全く伝わっていないと思う。

あまりにも時間がかかるのは、
情報のやり取りに時間を食っているだけのことで、
何とかそこを早くしていただければ、
更新ぎりぎりでばたばたせずに済む。

認定事務センターの職員はアルバイトの責任の範囲内で決まりきった文言しか応答しないし、
本当になんとかならないものか!!

どなたか、なんとか言ってくださいよ!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アンケートの中にも沢山の同様な記述がある。

だまっててはあきませんね。

アンケート、全部集約して、来週大阪市に行ってきます。

そして、この認定事務センター問題だけは一刻も早く交渉をしなければ。

そして大阪市は
少なくとも市内の居宅介護支援事業所のみなさんに対して
この半年の事態についての説明と謝罪をするべきでしょう。

そして、
認定が遅れたことによって「自費」を支払わなければならなくなった
利用者にも説明と謝罪を求めたい。

国保ハンドブック学習会をしませんか?

先週の26日の金曜日の夜は「国保連続基礎講座 番外編」でした。

今年作成した「住民運動ための国保ハンドブック2012」

国保ハンドブック2012

この内容をしっかりと学ぶ学習会を
7月から毎月最終金曜日の夜に連続して取り組んできました。

このハンドブックは
「基礎編」「応用編」「運動編」という章建てになっているので、
二時間半の講座で一つずつ、執筆者が講師となって講義をし、
最後の番外編でさらに深める議論をしました。

たっぷりと時間をとったつもりでも、
まだ学びきれていない感じもありますが、
あとは独習で頑張っていただきたいと思います。

でも、とにかくこうした連続講座を今後も企画していきたいなと思っています。

そこで提案です。

このハンドブックを参加者が全員購入していただいて
テキストにすることを条件にした学習会を企画していただければ、
私が行く場合は講師代はいりません。
さらに大阪府内であれば交通費も要りません。

ただ、大阪以外からの要請の場合は、交通費の実費は負担をおねがいします。

とにかく、国保のこと、ちゃんと学んでいただく学習会を広げたいのです。

具体的な講師要請はosakasha@poppy.ocn.ne.jpまで。



昨日、尼崎市役所に行ってきました~2

昨日の尼崎市役所訪問のつづきです。

昨日書いたように、
職員への保健指導を市民全体に・・・・という方針となり、
市民を把握しやすい、国保加入者にし、

そしてまずやったのが、レセプトの全件調査と分析。

すごいですよね、野口課長ともうひとり事務方の方がおられるのですが、
このお二人がとにかく、徹底的に調べ上げていくわけです。

そしてわかったのが、

①200万円以上の高額レセプトの病気の内容は
 虚血性心疾患、大動脈疾患、脳血管疾患など血管系疾患が高率で、
 基礎疾患は高血圧と糖尿病の合併症が多く、虚血性疾患の6割以上だということ。

②高額医療費となる透析新規患者は毎年100人ずつ増加し、医療費は5億5千万増加、
 つまり、一人当たり550万円の医療費が必要。
 原因疾患は糖尿病が4割。

③入院医療費は件数は全体の3%でも医療費は44%になり、
 虚血性疾患と脳血管疾患の入院件数は5-7%だが、医療費は全体の60%となる。


そこで、野口課長は①~③を解決するための施策をうっていったわけです。

要は、
肥満・高血圧・コレステロール・血糖値、
これらの危険因子を早い段階からチェックし、
保健指導=生活指導をしていく。

糖尿病から透析になるまではほぼ20年かかるので、
血糖値が若干高めの、でもまだ病気とまでいかない時点で保健指導を開始し、
糖尿病とならない人、透析患者とまでいかない人にしていくということ。

それでどうなっていったかというと、
透析新規患者でみると
平成17年度までは毎年100人だったのが、
18年度-85人
19年度-80人
20年度-72人
21年度-67人
22年度-89人
23年度-59人(ただし、4-1月)

という結果となっていったのです。

これはさらに他の病気でもはっきりとした成果となって表れていて、
国保加入者の生活習慣病での死亡がものすごくへっています。

では、なぜ、こうした健診と保健指導が尼崎市でできるか、
人員配置と財源をみていくと、

この健診・保健部門には保健師10人、事務3人、管理栄養士1人と野口課長という体制ですが、
保健師は女性なので出産・育児での休職が毎年あり、
保健師は常時7人が稼働という状況。
そして、地域担当制をひいていて、それも複数体制で複数地域を担当するというやり方だそうです。

財源ですが、
基本は特定健診であれば、100%国保会計で、となりますが、
尼崎市の場合は、一般会計繰入を行っています。

一般会計繰入の根拠は明快でした。

国保は基本的に他の医療保険を卒業した人が入ってくる。
生活習慣病は昨日今日なる病気ではなく、何十年もの生活習慣によって形成される。
つまり、国保に来る前の状況が原因であり、
それを全て国保が引き受けるというのは妥当性がないので一般会計を投入する。

この考え方、すごいと思いませんか??

さらに野口課長の口からは、
「40歳からの健診・保健指導ではもう遅い」という言葉がでました。

何十年もかけて形成される疾患なので、
もう10代からの食生活の改善が必要ということで、
11歳からの健診が去年から始まっています。

このページは尼崎市の健診のホームページですが、

その中の「尼っこ健診」というのは、11歳と14歳の健診です。
住民基本台帳から11歳と14歳の子どもたちに直接「健診にきませんか」という手紙をおくり、
そして、健診データをつみあげ、子どもたちの健康問題を分析しています。

いまの子ども達の食生活は昔では考えられない事態となっていて、

たとえば、
朝食 ラーメン 餃子
昼食 ポテト コーヒー
夕食 ポテトチップス 紅茶 豚丼

とか、

朝食 おにぎり
昼食 ホットケーキ
夕食 ゼリー

なども普通です。

こうした実態を掴みながら、
尼崎では学校と連携して「授業」として保健指導も始まっています。
指導といっても、例えば「ラムネ」づくりをしてみて、
お砂糖の量を実際に目で見て味わってみるような体験授業です。

野口課長がなんども言っていたのは
「市民が変わらなければこの事業はできない」
という言葉。

ですから、「ああせい、こうせい」という指導は全くしないで、
事実を正しく伝えるだけなのだそうです。

市民が自分で考えて行動しないと、
生活習慣を変えるということができないからです。
 
・・・・・・・・・・

ここまで考えて施策づくり、実践をしている保健師集団とそして、
それを許すトップがいるということに
本当に感動した2時間の懇談でした。

・・・・・・・・・・

それでもって、
我が大阪の自治体の担当者のみなさんにどういう働きかけをしていくかが
今後の大阪社保協としての課題です。

「尼崎はすごいなあ~いいなあ~」なんて言っていられない。

とにかく、大阪市に対しては、
本庁の健診担当課長あたりとじっくりとお話する必要がありそうです。

そうそう、岸和田市の保険年金課長さんにも連絡とってみなければ。

今度大阪府国保課とも話をするつもりなので、
市町村の健診事業を支援する「大阪府特別調整交付金」の配分とさせる必要もあります。

沢山の発想がうまれてきました。

野口課長、ありがとうございました。

そして、こういう機会を作っていただいたY村議員、本当にありがとうございました。


 





今日、尼崎市役所に行ってきました~その1

今日、尼崎市役所に行ってきました。

発端は、今年の自治体キャラバン行動です。

大阪社保協では、
7月初から大阪市除く42市町村と大阪市内24区の社会保障担当課との懇談に取り組み、
10月16日で全ての市区町村との面談・懇談を終了しました。

大阪社保協ではこの自治体キャラバン行動前に
国保・健診・介護保険・子ども施策等々についての市町村調査を実施し集約・分析、
「自治体キャラバン行動資料集」に収録して事前に参加者は学習をし、
当局にも事前に送付、
キャラバン当日にはこのデータに基づいて市区町村と懇談を行っています。

市町村からの要望書に対する回答は全て
大阪社保協ホームページ「自治体キャラバン行動」のページにアップしています。

とりわけ、国民健康保険については、大阪府内の各市町村は保険料も高く、
国保会計の累積赤字が全国一大きいなど様々な問題をかかえているので、

どうしたら国保料を安くできるのかが、各地域での運動の中心課題です。

私は、自分自身の学習・研究や自治体キャラバン行動での経験によって

「国民健康保険料が高いのは、基本的に住民の健康状態が悪いた」
と考えるようになりました。

そういう意味では、
健診・検診・保健事業は非常に重要なのですが、
残念ながら大阪の自治体では、
北摂地域(吹田市、高槻市、茨木市など)と河南地域の一部(河南町など)以外、
大阪市をはじめ殆どの市町村が最低限の取り組みしかしておらず、
結果として低い受診率となっています。

とりわけ、
大阪市の2011年度特定健診率は絶望的としかいえない18.7%です。


今年の岸和田市役所キャラバン行動で、
岸和田市の保険年金課長から
「国保料、本気で安くできないか、考えているんですよ。どうしたらいいでしょうか?」
と尋ねられました。

そこで私は、
「単に一般会計繰り入れで安くする、という発想でなく、
やっぱり医療費を減らすためには健診問題をしっかり考えて取り組む必要があるんじゃあないでしょうか」
と課長にお話したのですが、
なにせこちらにデータがない。勉強もしていない。つまり、説得力がない。

ので、そういうことを勉強したい・・・・みたいなことをfacebookで発信したところ、
尼崎市の共産党のY村市会議員から

「尼崎市環境市民局市民サービス室健康支援推進担当課野口課長がすごい取り組みをしているので、
 一度話をきいてみてはいかがですか」

というお話をいただいたのです。

とびつきましたね。

そして段取りをしていただいて、今日を迎えました。

事前にもちろん、尼崎の特定健診実施計画もよんでいきました。
ホームページはここです。非常に科学的に分析してあります。

でも、今日、野口課長の口から直接お話を聞かせていただいて・・・・

感動しましたね~。

ああ、こんな役所の人がいるんだなあ。
野口さんは保健師さんですが、
こういう仕事を野口さんにさせる尼崎市のトップ、つまり市長、局長はすごいなあ。

と・・・・なんだか胸が一杯になりましたよ。


今日のお話かいつまんで書くと・・・・・

保健所にいた野口さんが本庁に配属されたのが2000年。
そこで、現職の若い40歳代50歳代の職員が死亡したのがとてもショックだった。
この年4人が在職死したとのこと。

保健所にいた時は高齢者が死ぬという場面はあったが、
若い人が死ぬのはなんでだろうと思い、
全職員のレセプトと過去の健診結果を全部分析し、
疾病分析をした。

マルチプルリスクファクターという概念があって、
肥満、血糖値、高中性脂肪血症、高血圧の4つの数値がそれぞれ低くても、
いくつもが重なり合うと、10年つづくと倒れたり死亡したりする、というもので、

それでみてリスクの高い10人を割り出したところ
すでにリスクの高い順の3人が死亡していた。

倒れる10年前に何らかの関与ができれば死を防げるのではないか、
つまり「病気を予防する」。

それで、2000年から市職員への健診・保健指導を徹底的にやったところ、
2001年から職員の在職死がゼロになり、
傷病手当金の給付が実施前1億5656万円だったのが、8807万円と半減。

この経験を市民の健康のために行かせないかという発想が、
尼崎市の健診・保健事業に発展している。

野口課長のスタンスは一貫していて、

とにかくデータを細かく調べ分析
  ↓
そして方針・目標をたて、実施。
  ↓
さらに評価分析。

合言葉は「だれのために、なんのためにやるか」。

つまり、目的意識的にやらなければならないということですね。

それがぶれると無駄が出ると仰っていました。

人も財源も限られているので、無目的にやってはならんということですね。

素晴らしいと思ったのは、
尼崎市は6ブロックから構成されているだけれど、
その地域の成り立ちをしっかりと調べ上げて語れるということ。

つまり、そこに住む人たちの歴史と食事もふくめた生活習慣が
そのひとの身体をつくっている、ということに着目しているのです。
それが全て、血液データに表れると・・・。

・・・・・・ああ、ここで時間がなくなりました。
いまから学習会に行かなければ。

続きは、また今夜か明日に書きます。






わーい!! 今日、ものすごくうれしいことがありました。

うれしいこと。

でも、すごーく個人的なことなので書けませんが、
家族の出来事です。

よかったな~。

お祝いしなくちゃ。

すごいぞ、韓国コスメ

去年の韓国行きからなんだけれど、

韓国コスメはすごいっ!!

と思っている。

去年は、遅まきながら、BBクリームに開眼。

カタツムリとか、ヘビ毒とかが最新アイテムであることも知った。

今年も、とても真面目に韓国視察をしながらも、
自由時間は、最新韓国コスメを求め、一行は免税店に3回通った。

今年買ってきたこのスム37°というコスメがとてもいい。

A4966_I1.jpg

これは美容液なんだけど、
お風呂上がりに化粧水をつけた後につけると、
次の朝、お肌はすべすべぴかぴかになっている。

なんでも、「発酵化粧品」なのだそうで。

韓国コスメはすごいです。

法令通知条例を、生かすも殺すも我々次第

本日、堺市から一通の文書が届いた。

表題は「堺市情報公開審査会の答申の送付について」。

経過は以下。


2011年9月15日に堺市介護保険課に対して公文書公開請求を行った。

公開をもとめたのは

①給付適正化・事業者指導関係

平成21年度以降現在までの居宅介護支援事業所に対する指導・調査・報酬返還結果のわかる文書

1 指導・調査の実施通知
2 結果通知 
3 事業所からの改善報告書 
4 チェックリスト(事業所ごと) 
5 内部での指導調査結果報告書 
6 指導の結果報酬返還件数・額

②ケアプラン点検関係

現在までのケアプラン点検の実施状況のわかる文書

1 ケアプラン点検実施通知
2 ケアプラン点検結果通知
3 チェックリスト(事業所ごと)
4 面談実施記録
5 改善報告書


大阪社保協ではこれまで同様の公開請求を
大阪府、大阪市、東大阪市、和泉市などにしてきたし、
堺市に対してもかつて行い、
いずれも事業所名と利用者名だけを伏せて、全面公開されてきた。


それが、今回なんと堺市は、
事業者名だけだして、あとは全部黒塗り、という無茶苦茶な「部分公開」を
9月30日に決定した。

こんなん「部分公開」でもなんでもなく、「全部非公開」だ。

あほかっ、くそっ、なめたらあかんで、ってことで

2011年11月29日付で堺市情報公開審査会に「不服申し立て」をした。

弁明書が来て、反論書を出して、

そしてやっとこさ今年の6月15日に、堺市情報公開審査会委員の前で意見陳述をした。

私の意見陳述は以下。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

堺市への「意見陳述」要旨

2012.6.15

大阪社保協はこれまで様々なものを大阪府始め府内各自治体に対して行ってきた。

これは、行政の行っていることを事実として把握するためのものであり、
行政が作成したメールやメモの一枚までも「公文書」とし、そして公開請求を行ってきた。

これまで行ってきた情報公開請求の一例をあげると以下のようになる。

◆特別養護老人ホーム収支報告書等
 ・大阪市、堺市、枚方市、河内長野市
◆介護事故報告書
・大阪府内全市町村
・河内長野市が全施設名を黒塗りせず公開。
◆大阪府介護保険ローカルルール関係
 大阪府
◆ケアプランチェック関係
 大阪市、和泉市、東大阪市
◆給付適正化事業の委託契約に基づく精算報告等
 和泉市
◆第5期介護保険料関係
 大阪府
◆国民健康保険差押調書
 堺市、大阪市、茨木市、松原市、門真市、四條畷市
◆国民健康保険に係る通達や会議録のすべて
 大阪市、四條畷市

大阪市に対して公開・非公開の判断基準について尋ねたところ、
「非公開にしなければならない合理的な理由が無い限りすべて公開する」
という明確な回答があった。

大阪市の回答にてらすと、今回の堺市の非公開決定には「合理的な理由」が見つからない。

なぜならば、かつて大阪社保協が堺市に対して
同様の公開請求をした時には黒塗りにしていなかったということからも明らかである。

さらに、我々は、堺市がしている調査やチェック内容を知りたいのであって、
事業所のしていることを知りたいのではない。

よって事業所名の公開は要求していない。

担当課とのやりとりの中でも、
事業所名を黒塗りしたうえで内容を公開するよう何度も要請した。

和泉市の場合を紹介したい。

和泉市はケアプランチェックを市内民間事業所に委託していたが、
その事業所が行っていた法令無視の不当なサービス拒否を強いるケアプランチェックの内容を
我々は情報公開請求によって知ることができた。
まさしくこれは、「知る権利」が保障されることによって初めて明らかになったものである。
そしてその後、和泉市にその内容を示しながら度重なる話し合いを重ね、
結果として和泉市は是正通知を出すなどの改善を行った。

この10数年、
大阪社保協はありとあらゆる公文書の開示を大阪府と府内市町村に対して請求してきた。
現在、個人情報に係る部分以外は基本的に公開するというのが大阪の到達点である。

そうした中、事業者名だけ残し、そのほかを黒塗りしたものを公開するという
堺市の前代未聞の決定は驚きとともに失笑に値する。
そんな資料になんの意味があるだろうか。

堺市の「情報公開度」は、政令指定都市とは思えないほど遅れていると指摘せざるを得ない。 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

補佐人として、介護保険対策委員の日下部さんにも陳述していただいた。

そして本日送られてきた「答申」にはこうかかれている。

【審査会の結論】

堺市長(以下「実施機関」という。)が平成12月26日付で諮問した事案である
「居宅介護支援事業者に対する介護給付適正化に係る実地調査、指導関係資料及びケアプラン点検実施関係資料」について、実施機関が行った一部公開決定の内容を下記のとおり変更すべきである。

          記

「居宅介護支援事業者に対する介護給付適正化に係る実地調査、指導関係資料及びケアプラン点検実施関係資料」につき、

(1)サービス利用者及び家族の個人に関する情報を記載した部分
(2)事業者の従業者の個人に関する情報等を記載した部分
(3)事業者名、代表者名及び事業所名の特定につながる部分

を非公開とし、それ以外は公開すべきである。

・・・・・完全勝利である。

そして、判断理由は、簡単にいうと、

堺市は事業者名と指導内容をオープンにすると事業者との信頼関係がなくなり、今後いろいろと支障が出るので公開はできないと言っているが、
しかし、堺市が事業者に対して実施している調査や指導の内容は市民の知りたいことだし、
事業所との関係でいうと、事業者名をふせればことたりる。
こうした内容を非公開にすることは市民の知る権利を保障する条例の趣旨からも著しく妥当性をかくから、
だから内容については公開すべきだ。

・・・・なんて、明快なんだ!!

やっぱり完全勝利だ。

今後、この諮問をうけて堺市は公開することとなる。

この結果を早速補佐人の日下部さんにも報告。

彼は「法令も条例も、たたかいがなければ実行されない」と言っていたが、
まさしくそう。

そして、絶対にあきらめたらあかん。
国、政府、自治体とのやりとりは引いた方が負け。
粘り強く、徹底的にやるのが基本的なスタンス。

一年かかったけど、ものすごく気分がいい。

堺市の情報公開が一歩前進した。

ということで、

一昨日このブログに書いた大阪市の認定事務センターのことでも、
昨日大阪市に入札に関する資料と委託契約書等について情報公開請求した。

さらに、大阪市の2012年4月~9月までに実施された
国保滞納者にたいする滞納処分・差押調書についても請求した。

法令通知条例を生かすも殺すも、我々のたたかい次第だ。

そして、運動で「情報公開」「不服審査請求」を活用しない手はない。

相手の手の内を知らなければたたかいなどできない。

汝の敵を知れ、だ。

そして納得できなければ、徹底的にたたかうのみだ。

吉見義明さん講演会のご案内

以下、転送歓迎です、よろしくお願いします。
***************************

皆さま

橋下大阪市長は何度も「『慰安婦』の強制性を示す証拠はない」と繰り返していますが、
8月24日の記者会見で、
「吉見さんという方ですが、あの方が強制連行の事実までは認められないとか、そういう発言があったりとか」
と発言しました。

吉見さんは、1991年、
防衛庁防衛関係図書館で、政府が慰安所の設置、運営に関与していたことを示す資料を発見された方であり、
「慰安婦」問題の真実を追究する第一人者です。

今回の橋下発言をはじめとした政治家などの歴史わい曲発言に対し、全面的に反論をしてくださいます。

貴重な学習の機会です。多数ご参加ください。

橋下市長に反論!
 吉見義明さん語る
  ~「強制連行」はあった


と き: 10月23日(火) 午後6時30分~
ところ: エルおおさか 709号室
      地下鉄・京阪「天満橋駅」下車 西へ300m
資料代:500円
主 催: 日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク

吉見義明さんプロフィール
 1945年山口県生まれ、東京大学文学部卒業後、現在中央大学商学部教授。
 専攻日本近現代史。
 主著に『従軍慰安婦』(岩波新書)、『従軍慰安婦資料集』(大槻書店)、『日本軍「慰安婦」制度とは何か』(岩波ブックレット)など多数

朝日訴訟に学ぶビデオと講演のつどいのご案内

大阪難病連からのご案内です。

私も参加します。


「人間裁判」の視点から見た今日の課題
―格差と貧困から抜け出す道を探るー


日程:24年10月21日(日)
午後1時~3時30分
会場:エル・おおさか 708号室
   (大阪市中央区北浜東3-14)
 ※ 入場は無料です

(朝日 健二さんのコメントです)       
年金・医療・介護・保育に続き国民生活の“ものさし”とされる保護基準も「検証」されようとして
いま、困難な状況に置かれている者が手を取り合い立ち上がらねばなりません。
「人間裁判」の朝日茂さんのように。  

大阪市介護保険認定事務センターで大混乱はいまも続く

今年、全国の介護保険料は今年大幅値上げ。

昨日の年金支給日に年金金額が大幅に減って目を剥いたお年寄りも多かったことだろう。

介護保険は、どんな介護保険料が大幅値上げになっても、
「年金天引き」なので、取りっぱぐれがなく、本当に楽チンで徴収ができる。

この資本主義の世の中で、
料金が上がってサービスが下がる、というのはあり得ない話だが、
介護保険の世界では「当たり前」なのだ。

大阪市は大阪でもっとも介護保険料が高くなった。

どんな金額かと言うと、
基準額が6000円弱の5897円。

これが、どんな人の保険料かというと、
「本人非課税、世帯課税、収入80万以上」という低所得者の方の保険料なのだ。

っで、その高額介護保険料の大阪市でいまこんなことが起きている。

大阪市は介護保険の入り口、要介護認定事務期の殆どを
民間企業の株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンターに委託した。

大阪市は「認定事務センター」といっているが、
簡単にいうとぜーんぶ丸投げ。

そしてこの認定事務センターに丸投げしたおかげで、
介護現場は大混乱しているのだ。

もう、半年経つがいまだに申請から要介護認定決定まで1ケ月半かかっている。

今日の住吉区役所キャラバンでケアマネジャーから出されたのは、

9月1日に更新申請をしたが、
調査員の訪問の日程調整の電話がかかってきたのが9月24日の週。

訪問調査員が家庭訪問したのが9月末。

そして、いまだに決定通知はきていない。

これが区役所の介護保険課長の口を借りると
「ほぼ落ち着いてきた」という状態。

あのね。介護保険法では、申請から決定まで30日じゃないとあかんのですよ。

うちの相談活動ハンドブックにもそう明記してありますよ。

そして、この決定通知をだすのも「認定事務センター」。

区役所の介護保険課は殆ど認定事務に関知していないという実態。

この「認定事務センター」の求人がサイトにでていたので、以下掲載。

経験も資格も一切必要ない、派遣社員、パートのみなさんでできる仕事だそうです。

パート時給800円って、最賃すれすれじゃないか?
まあ、ラーメン屋のバイトより低い。

「やすかろう、わるかろう」は資本主義の常識。

もたろん、この問題については、大阪市内全行政区での実態調査を緊急に実施し、
今月末、大阪市役所に対して要望書を提出し、年内に交渉する。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター

[ソフトウエア開発、情報処理関連]
【設立】 1968年 【資本金】 3000万円 【従業員数】 1600人


【新規事業に伴い、新スタッフ大募集】要介護認定に係わる事務業務

仕事内容

【介護・看護など。資格を活かして事務職で活躍】
あなたには介護保険制度における要介護認定申請受理から認定結果通知までの「介護保険認定」事務のお仕事をお任せします。

【介護や介護保険に関する専門的知識をお持ちの方には、より専門的な仕事があります】
認定調査票の特記事項や主治意見書の内容から必要な介護の内容について総合的に把握し、判定する事も求められます。

たくさんの先輩社員があなたを支えてくれます!ご安心下さい

応募資格
■学歴不問
■経験・資格不問(一般職のみ)
※介護、看護といった福祉関連での業務経験がある方歓迎
【必要な資格】
・看護師・保健師
※介護認定事務(一般職)の方は、経験・資格不問◆履歴書に熱意の見える方
◆この会社で決めたい!という思いでご応募くださる方

雇用形態 契約社員 アルバイト
※準社員は、2ヶ月の試用期間後、正社員登用制度あり
※パートの募集もあります

勤務地 ●大阪市東成区大今里西3-6-6 地下鉄「今里駅」徒歩3分
  大阪認定事務センター        近鉄「今里駅」徒歩8分

【面接場所】
大阪市東成区大今里西 近辺や、大阪営業所(大阪市北区芝田)等

勤務時間 9:00~17:45(休憩1時間)
パートは時間帯のご相談に応じます。
シフト勤務の可能性もあります。


給与
●看護師・保健師/(準社員)時給 1,400円~1,500円(パート)時給 1,200円~1,300円
●介護認定事務/(準社員)時給 850円~(パート)800円~
※試用期間中(2ヶ月)は看護師・保健師 →時給 1,000円~ 介護認定事務 →時給800円~

※あなたのご経験・能力により決定します。

待遇・福利厚生 【待遇・福利厚生】
○昇給年1回(4月)
○交通費全額支給
○各種社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
以下、正社員のみ
○従業員持株会制度、勤労者福祉共済制度、保養所利用制度、各種祝金制度
○財形年金、財形住宅、財形貯蓄、退職金
○団体保険、企業年金保険、生命保険の団体契約

【各種手当】
○時間外手当
以下、正社員のみ
○家族手当(配偶者1~2万円、子もしくは親3,000円/合計3人まで)
○役職手当
○資格手当

【その他】
◎社員旅行
◎保養所(六甲ほか)

休日、休暇 ●完全週休2日制(土・日・国民の祝日)
●年次有給休暇(当社内規定による)
●年末年始
●夏季休暇

メディカル事業部の役割 高齢化社会を迎え、医療機関の果たすべき役割は以前にも増して大きくなっています。より良い患者サービスと医療体制の確立へ向けて、今、医療機関では一層の業務効率化が進んでいます。メディカルサポート部では、コンピュータルームのシステム運用管理から、受付・会計処理、業務の中でも重要なレセプト作成といった医療事務、また手術部の物品管理業務に至るまで、 病院内で発生するあらゆる業務を代行するアウトソーシングサービスを提供しています。




私が韓国が好きな理由(わけ)、そして来年に向けて・・・

今回の韓国旅行は4度目です。

初めて訪れたのは2006年。

神戸女学院大学石川康宏先生とゼミの学生さんたちと一緒に
「慰安婦」問題での韓国旅行でした。

その時のホテルが、奇しくも今回と同じ、インサドンクラウンホテルでした。

このときの体験が、私の「慰安婦」問題での取り組みのスタートでした。

そして、2007年にも石川ゼミ旅行に参加し、
この時のメンバーが中心になって、
2008年夏に大阪でシンポジウムを開催しました。

そして、そのシンポジウムの実行委員会とシンポに来てくれた人がさらに広がって
いま、大阪でずっと続けている「慰安婦」問題解決に向けた意見書採択を求める会の活動につながっています。

っで、
2006年にはじめて韓国に来た時、まず私が感じたのは、

「私のルーツはここだな」ということでした。
なぜって、韓国にいる人の顔が、私の周りにいつもいる人の顔で、
全く違和感がなかったからです。

事実、昨年、インサドンのお土産屋さんのおばさんに
「あなた、着物きてるげど、韓国人の顔よ~」といわれましたしね。

そして、昨年からは韓国の介護保険を学ぶために来ました。

というか、今思い出すと、韓国に来たかったのが先で、介護保険は後付けだったかもしれません。

でも、昨年来てみて、
韓国の介護労働者のたたかいにびっくりし、そして魅了された、わけです。

今年はさらに理解が深まったし、もっと知りたいという思いが強くなりました。

これは、私以外のみんなもそのようで、

昨夜の晩御飯の時には、そのあたりの話をみんなでして、

来年、私たちが韓国のみなさんを「招聘」できないか、
という話に発展しました。

私はこの韓国介護保険視察をあくまでも個人で取り組んでいるので、
大阪社保協で、ということにはなりません。

でも、「やりたい」と強く思う個人が集まって実行委員会を結成し、実現していくことは、
これは「慰安婦」問題での取り組みで経験しています。

昨年の視察メンバーにも呼び掛けて、来年、実現できないか、考えていきたい。

だって、私だけが勉強していてもね、
多くの人たちに韓国の「たたかい」を学んでほしいし、

そして韓国の介護現場の方たちには、「ケア」の内容や「ケアマネジメント」を学んでほしいと、
これは、私以外の介護現場のケアマネジャーであるほかのメンバーの意見です。

いちばん近い国、そして日本のルーツでもある韓国の介護現場の人たちと、
民間レベルでの交流をいまよりももっと広い視野ですすめていきたい。

昨夜はみんなでそんなことを語り合いました。


慎(しん)さん

今日は完全フリータイム。

・・・・といっても、全員一緒の行動なんですけどね。

朝はこのホテル近くのインサドンのカフェでモーニング。

そしてまずは、明洞(ミョンドン)で「nanta(ナンタ)」を観る。

13501686271741.jpg



これは、日本でも時々公演がありますが、
音と踊りの「キッチン音楽劇」とでもいいのでしょうか。
言葉はほとんどなく、どんな国の人がみても楽しいショーでした。

そしてランチは、石焼ビビンパ。

びびんばではなく、びびん「ぱ」が正しいのです。

食事の後は、「戦争と女性の博物館」へ。

「行きませんか」という提案をしたら、
ほかの4人の女性たちもすぐに賛成してくれました。
みんな、問題意識をもった人たちです。

この博物館では、「慰安婦」問題以外にも
いまもつづく世界中の戦争で、
常に女性たちがレイプされ、虐殺されている事実にも言及しています。


このかわいい女性が通訳の慎(しん)さんです。

13501350040190.jpg

去年の視察でお世話になり、
今回も「絶対に通訳は慎さんに」と指名しました。

今回の韓国での旅行が、安全で快適で、そしてとても楽しく過ごせているのは、
この慎さんがいてくれるから。

彼女といると、韓国が大好きになります。

晩御飯までずっと付き合ってくれて、
明日お別れするのがとても残念。

でも、来年もきっと会えますから。












韓国は日本からもう学ぶことはないんじゃないか

ソウル三日目の朝です。

ソウルの朝は日本よりかなり涼しく・・・というか、肌寒いのですが、
私は日本式にバスタブにお湯をため、しっかりと体を温めたのでほかほかです。

忘れないうちに昨日の視察内容を書いておきます。

午前中は、ソウル郊外にある仁徳園というものすごく大きな介護施設。
ここは、三千寺という寺のお坊さんが始めた「福祉法人」。

20物施設をかかえ、さまざまな事業を展開している大法人だった。

こちらの法人は、視察などが多いようで、
しっかりとパワーポイントが作られていて、
その説明だけで1時間かかった。
まあ、途中通訳がはいるので、賞味30分だけど。

でも、ここは、私たちのことを一度聞かず、日本のことも聞かなかったので、
日本のことは関心なかったのだろう。

でも、この説明で、韓国の介護保険の仕組みがよくわかった。

韓国では介護保険での施設は「療養施設」という施設だけで、
長期入所と短期入所がある。

基本、6か月以上、自分で生活することの難しいお年寄りは、

①まず保険者の「健康保険公団」に申請する。

②2週間後、公団から調査員が家庭訪問し面接。

③判定会議にかかる。判定員は、医師、看護師、社会福祉士、公団職員。

④等級が決定。韓国の等級は、寝たきりなど最重度が1、かなり重度が2、痴呆などが3
、の3段階。

保険給付は等級1と2は施設給付と在宅給付があるが、3だと在宅給付のみ。
ただ、3
であっても、虐待や介護放棄などがあれば施設給付がうけられる。

ちなみに在宅給付は
①訪問療養(ホームヘルプ)②訪問入浴③訪問看護④昼間デイケア⑤夜間デイケア⑥福祉用具

費用負担は施設給付は2割負担、在宅給付は1.5割負担。
食事代、おやつ代は別。

生活保護受給者は無料で、低所得者は軽減がある。

ちなみに介護保険料は健康保険料と一緒に徴収される。

施設利用料は食事代・おやつ代込みで月額60~65万ウォン。日本円で42600~46150円。
これは韓国の平均的な年金生活者にとってはたやすい金額ではないとのこと。

しかし、それでもこちらの療養施設、定員247人は満員で、多くの待機者がいた。

館内を案内してもらったが、
こちらの施設は機能的というか、無機質な感じで、ちょっと寒々とした雰囲気。
そこらじゅうに監視システムのカメラが設置されていた。

エコには積極的にとりくんでいて、
太陽光発電をして施設内循環システムにより、co2はほとんど排出されない。

療養施設の居室もみせていただいたが・・・
7人部屋で、昔の日本の老人病院という雰囲気。

みんな同じ寝巻を着せられ、私物も全く持ち込めない。

ターミナルというのか、家族が望めば臨終までここで、ということだったが、
うーん、病気ではないのに、ここで亡くなるのはちょっと・・・
と思ったのは私だけではないのでは・・・・。

昨年いかせていただいた療養施設も宗教法人が母体だったが、
部屋も明るく、全く違う雰囲気だった。

やはり、いろいろあるんだな。


施設の前で。

中央の青い服のメガネの女性が説明してくれた職員の方です。

13501692559786.jpg



午後に訪ねたのは、
同じソウル市内、昨日訪ねた「女性勤労者シェルター」と同じ恩平(ウンピョン)区にある
「福祉創造在宅福祉センター」。

ここは歴史が古く、1958年、朝鮮直後に設立され、
戦災孤児の救済活動から始まった団体が、1997年からは高齢者サービスも始めた。

現在は

①高齢者福祉サービス

②女性福祉サービス

③児童福祉サービス

④地域福祉サービス

⑤国際交流

⑥社会的支援サービス

⑦元気高齢者のための就労支援サービス(シニアクラブ、仕事づくりと仕事紹介)

という事業を幅広く展開されている。

ここでは、介護保険の訪問介護の内容について詳しく聞いた。

韓国の訪問介護は一日最大4時間。
これはたとえば午前2時間、午後2時間というようにわけてもいいのだが、
分けると利用料が高くなるので、ほとんどは4時間にするとのこと。

そして、月4回まで1日8時間使うことができる。

さらに4時間のうち、コミュニケーションというのか、おしゃべりやお話を聞く時間が
30分までみとめられている。

訪問介護は、

①身体介護~排せつ介助、洗顔、食事介助など

②家事援助~調理、洗濯、掃除など

③個人活動支援~散歩、買い物、病院動向など

の3つの支援で成り立っている。

韓国にはケアマネジャーがいないが、こうしたサービス内容については、
社会福祉士が前月に家庭訪問し、本人家族の意向を聞いて計画を作成する。

韓国では、社会福祉士がとにかくさまざまな場面で活躍。
その役割を発揮している。

介護保険においても社会福祉士がしっかりと仕事をしているようだが、
ケアマネジャー制度をつくろうという動きになっていて、
民間レベルでケアマネジメント学会がつくられていて、
ここの理事長さんは熱心にその活動をされているようだった。

よく聞くと、やはり白澤先生がこの学会にでて、講演をしている、とのことだった。

それから、すごいな、これはまなばなければと思ったのが、

介護保険外の「在宅老人支援サービス」。

韓国では、いまもやはり、家族が高齢者を扶養する、というのが一般的だけれど、
やはり一人暮らし低所得高齢者はいるわけで、
そういう人たちは生活保護受給となる。

そうした一人暮らしの生活保護受給のお年寄りを管理、という支援しているのが、
この「在宅老人支援サービス」で、
ここでは90人の高齢者を支援している。

恩平区にはもう1か所事業所がある。

支援内容は、
こうした高齢者社会から疎外されている場合が多いので、
リクリエーション活動や、生活のこまごまとした世話など。

痴呆予防の学習会や、高齢者詐欺防止の教室なども。

そして、「安心コールサービス」というものがあり、
ボランティアが「お元気ですか」と電話で連絡をいれ、安否確認をする。

こうした事業に対しては、国から7割の補助金がでていて、
さらに企業の社会貢献事業としての寄付や、事業活動などで運営資金が賄われる。

この事業の中心となっていのも社会福祉士。
韓国の社会福祉士は、ボランティアの養成や企業への寄付などの営業活動、
そして資金集めのための事業、たとえばカフェやイベントなどの収益活動なども一手にやっていて、
お金を作り出す「社会福祉士の手腕が問われる」のだそうだ。

こうしたお話を聞き、一緒にやっておられるデイケアの現場もみせていただいた。


・・・・・・

そして私の感想は、ひとこと、

「韓国はもう、日本から学ぶことは全くないのではないか。
 日本こそ、韓国にまなばなければならない」

ということ。

経済でも、韓国企業が日本企業のシェアを完全に塗り替えているといわれているが、

社会保障分野でもそうではないのか。

韓国の社会保障現場のトップの人たちが、いきいきと語り、みせてくれるものは、
もう、日本の先を行っていると、つくづくと感じる。

・・・・・

私たち、日本人は、世界から取り残されつつある。



ソウル二日目の朝です

みなさま、お早うございます。

ソウル・インサドン・クラウンホテルの朝です。

昨日は一時には金浦空港につき、
そのままソウル市内の全国療養保健士協会のみなさんと懇談・交流。

この協会は、韓国の介護保険が始まった2008年7月1日の直後の7月3日に設立され、
日本で言うヘルパーさんと、付添婦さんの健康権と労働権の確立のための活動をしています。

現在全国で1500人を組織しています。

昨年も、そのたたかいのすごさに圧倒されたのですが、
今年はたたかいもさらに進化し、政治的になっていました。

懇談の会場はソウル市内にあるビルの中で、
そこは本部ではなく、
恩平(ウンピョン)区ケア女性勤労者シェルターというところで、
町で働くヘルパーさんや付き添いさんたちの休憩場所であり、
そして健康管理・増進のための保健活動や教育などがおこなわれる場所です。

いまのソウル市長は市民運動出身なので、
こうした女性問題、女性の労働問題に力をいれており、
さらに区が「女性の健康プログラム事業」として協会のこの事業を活用し、
年間2000万円の予算がついているとのことでした。

ここでは、産業保険医の無料検診事業、瞑想プログラム、
そしてヘルパーさんたちは50歳代60歳代の女性たちなので
コンピューターが不得手なので、パソコン教室もしており、好評を博しているそうです。

また活動家育成のための「リーダー養成講座」もしているとのこと。

この協会は職能団体ですが、
支援しているのは「公共労組」(組合員13万人)で、
もともと、非正規、未組織の介護看護の労働者の組織化をするために、
労働組合ではなく、職能団体として立ち上げたのですが、

すでに協会員1500人のうちほぼ半分の700人は労組加盟です。

そして、今年10月20日には公共労組医療連帯分科会ケアワーカー支部が正式発足するとのことでした。

その他、韓国と日本の介護保険制度の比較など、いろんな話もして、
二時間はあっという間でした。

私が最後にきいたのは、

「韓国も日本も労働環境はそれほど違わない。
 介護現場では非正規労働が多い。
 でもなぜ韓国ではこんなたたかいができるのでしょうか」

・・・・・韓国は80年代90年代の民主化の運動の中で育った労働組合が
こうした運動の下支えをしています。
50歳代60歳代のケアワーカーは公共労組としての新たな組織化の対象でした。
すでに清掃業などの組織化では成功していました。


「日本の労働組合はいま年々縮小し、細る一方です。
 しかし、考えてみれば労働環境は韓国も日本も同じで、
 失業者が多く、働いていても非正規労働が多い。
 それなのに、韓国の労働運動は大きく発展しているのでしょうか」

・・・・いまの労働環境にあわせ、非正規労働者を組織してこそ、
労働組合そのものの力がついていくのではないでしょうか。


うーん。
やっぱり学ぶことが多い懇談でした。
でも時間が足りなくて残念・・・。

シェルターの入り口前でみなさんと。


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今日は、いまから朝食をたべて、
午前中は介護施設、午後は訪問介護事業所視察です。






今日から韓国です

今日から一年ぶりの韓国に4日間いってきます。

去年の韓国旅行の様子はカテゴリー『韓国視察旅行』を見てください。

去年のメンバー3人とあたらしいメンバー2人。すべて女性です。

13501690590085.jpg


韓国は2008年から介護保険がはじまっています。
日本の介護保険を研究して韓国の制度をつくっていますが、
制度そのものは日本より対象者もすくないし、サービス範囲もちいさい。

でも現場のたたかいがすごいのです。

今日の午後に訪ねるのは去年も交流した全国療養保護士協会。
ヘルパーさんと病院の付き添いさんたちの運動団体です。

一年ぶりに皆さんにお会いできるのがとてもたのしみ。

コーディネーターも通訳のお二人とも去年の方におねがいしたので心強いですしね。

パソコン持って行きますので、また道中報告いたしますのでみてくださいね。

ではいってまいります!!

中塚さん、書いてくれてありがとう

何人か、この間のお付き合いの中で
とても信頼しているマスコミ関係の人がいるのだけれど、

朝日新聞大阪本社記者である中塚久美子さんもその一人。

彼女とは、2008年夏に、電話取材を受けたのが初めてで、
その後初めてお会いしたのが2008年12月、東京立教大学であった「子どもの貧困シンポ」の会場。

そして、事あるごとに
いろんな相談をしたり、講師依頼をしたり、取材協力をしたりして
かれこれ4年ほどのお付き合いとなる。

2008年は、あの「無保険のこども問題」で大運動をした年。

彼女は、最初からこの問題を「子どもの貧困問題」として取材し、報道した。

そして、その後も彼女は貧困の中で育つ子どもたちのことを取材し、
そうした子どもたちを支援しょうとする様々な取り組みの現場を取材し、
さらに、イギリスにも飛び、子ども支援の現場も取材され、
朝日新聞で発信をしてきた。

そうした取材を踏まえ、彼女が書いた本がかもがわ出版から今月出版された。

中塚久美子さん本

私は彼女から先週木曜日に「送るので読んでほしい」というメールをいただき、
そして金曜日に事務所に届いたので、土曜日の移動の途中に一気に読んだ。

つくづく、
彼女の問題意識と私の問題意識はかなり重なると感じる。

これは2009年度の子どもの貧困率データで、日本は15%

15%というのは、こども7人に1人は貧困ということだから、かなり高い。

各国のこどもの貧困率


そして問題なのは日本の場合、
所得の再分配(税や保険料を徴収した後に社会保障制度によって給付)すると
余計に貧困になるという逆転現象がおきている。

これは国保料などの社会保障保険料があまりに高額だということがとても大きい。

再配分後のこどもの貧困率


これはまさに、国と地方自治体がやっていることが
全くこどもの貧困の解決にならないどころか、拍車をかけている、ということ。

そうしたことにより具体的な事例を中塚さんの本は丁寧に追いかけ、
そして新聞記者らしく、丁寧に当事者からの言葉を聞きとっている。

そして、彼女のこの本の素晴らしいところは、
こうした子どもの貧困に向き合い、支援しようとして取り組んでいる団体や個人を紹介していること。

その中に、私の知っている人たちや団体の名前が沢山でてくるのはとてもうれしい。

彼女の本を読んで、
どうすれば私たち社保協の分野で
子どもの貧困問題に向き合い、運動していけるのかをずっと自問自答している。

いずれにしても、
大阪社保協として、「こどもの貧困」を柱においた横断的な取り組みをしていかなければと思う。

そして去年からずっとしたいと思って彼女に相談しているのが、

「大阪、こどもを大切にする自治体ランキング」。

その内容は

①こども医療費助成
②妊婦健診
③就学援助
④学校給食
⑤ワクチン助成
⑥保育所待機状況
⑦学童保育
⑧一人親施策
⑨国保料子育て世代への減免制度
⑩その他独自の子育て施策

全部点数化して積算してランキングをする。

これ、やっぱりどうしてもやらなあかんよねえ、
大阪社保協だからこそできることだもの。


中塚さん、書いてくれてありがとう。

しっかりとあなたの言いたいこと、書きたかったことをうけとめて、
私たちのたたかいをすすめていきたいと思います。









昭和34年、みんな着物を着ている

このところ休みには古い映画をみている。

NHKBSで「山田洋次監督の選ぶ喜劇100選」というシリーズを録画していて
休みの日に観る。

先日観たのは「お早よう」という映画。

昭和34年の公営住宅のようなところに住む庶民の日常を
小津安二郎監督が描いた映画。

<table style="width:75%;border:0;" border="0">お早よう [DVD]お早よう [DVD]
(2005/08/27)
佐田啓二、久我美子 他

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当たり前のように、女性、主婦たちは着物を着ている。

大抵は、汚れの目立たない茶色や紺色の縞や格子の着物で、
そして毎日同じ着物を着ている。

杉村春子も三宅邦子も、みんな着物。

それだけでもとても楽しい映画だった。

最近のちーちゃん、くーちゃん

自主的に「中華鍋ねこ」になっています。

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私の着物箪笥がおきにいりで、

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熟睡です。

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120930_2053~01



しばらく手が回りませんでした

携帯をスマートフォンに替えたら
facebookが簡単にできるので、
筆まめの私としては、このところfacebookにばかり書き込みをしていました。

書きたいことを書いてしまうと気が済んでしまうので、
ブログのほうに書き込みをしていませんでした。

ですが、毎日300人近くの方がこのブログをのぞいてくださってましたので、
久しぶりに書くことにします。

7月頭からずーっと自治体キャラバン行動に取り組んでいまして、

たぶん、大阪社保協のキャラバンは、日本で一番丁寧なキャラバンなので、
ものすごい精力を費やして取り組んでいます。

この取組を毎年毎年積み重ねる中で、
地域社保協ができ、さまざまな成果をえているわけです。

大阪市の区役所キャラバンはあと7区を残すのみ。
本当に最終盤になってきました。

正直、今年もよく頑張ったなあ、と自分をほめてやりたい気分ですね。

夏のものすごく暑い時期にやるので、とてもしんどいのですが、

でも、自治体の施策というのは、すべて予算関連ですので、
来年の予算に影響させようとすれば、
やっぱり夏に要請する必要があり、
それで夏にキャラバンをするのです。

年明けにやってもあまり意味がありません。

夏にすごーく頑張ったので、
秋はちょっとのんびりしようと思っています。

土曜日からは倉敷、松江方面へ、
来週には韓国に行ってきます。











プロフィール

crecre

Author:crecre
大阪の社会保障のことなら何でもまかせて・・・といえるようになりたいと日々勉強勉強
大好きなものは・・・
着物、旅行、露天風呂、読書、映画、足つぼマッサージ、料理(なんでも作ります。特にパスタははっきりいって、そのへんのイタリアンには負けませんし、時間さえあればピザも生地から、餃子も皮からつくります。煮物も大得意です。最近パンも焼いています)
大好きな人たちとの楽しいおしゃべり+美味しいお料理。
表計算ソフトのエクセル・統計が大好きです。
大切なものは・・・もちろん2人の息子、そして三匹のにゃんず。
性格は・・・非常に前向き、後ろは殆ど振り向きません。

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