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date :2014年08月20日

豊中市の2つの健診計画はなかなか素晴らしいです

今日、豊中市キャラバンでのことはちょっと怒りのブログを書いたのだけれど、

でも、今日のキャラバンの中でも指摘したけれど、
豊中市の特定健診とがん検診の計画はなかなかすぐれている。

国保料が高い、という話はいつもでてくるわけだけれど、
国保料が高い=医療費が多い=住民が不健康ということ。

なので、国保の保険給付費の分析をしているか?ということがとても重要となる。
 
豊中市には2つの計画がある。

①「第2期豊中市特定健康診査等実施計画」

②豊中市健康づくり計画

のふたつ。
ホームページでも公開されているので、
ぜひ読んでみてほしい。

私はこの計画を読ませていただき、大変勉強になった。

①では23年5月1ケ月分のデータだが
国保医療費に占める病名ごとの医療費の割合などが細かく分析されている。

■悪性新生物25%
胃がん入院 1件295万円 他、結腸、直腸、肝臓、子宮各1件あたり200万円程度  白血病が5件もあり1395万円

■循環器系疾患39%
高血圧入院1件364万円、虚血性心疾患入院7件2025万円、その他心疾患入院6件1770万円、クモ膜下入院3件866万円、脳内出血入院2件422万円、脳梗塞2件4689万円等々・・・

循環器系疾患は「生活習慣病」のため、特定健診受診が重要だが、
受診率は20年度22%、21年度24.65%、22年度31.2%、23年度28.3%と伸びにストップ。
25年度は27%程度ということだった。

そして、高額医療の5割弱を男性の60―74歳が占める。

生活習慣病は数年間から10年、20年間スタンスでの、
主に何をたべるのかという食生活が重要となるため、
40歳、50歳代の、特に男性に特定健診を受けてもらい、
保健指導をすることが重要。

さらに国保被保険者40歳代男性6314人のうち受診者は445人で受診率13.7%、
50歳代被保険者50歳代5457人のうち受診者885人で、受診率16.2%で、全体の半分の率でしかない。

豊中市の計画は分析は素晴らしいのだが、
でも残念ながらそれが健診内容や方法にいかされていないという指摘をせざるを得ない。

こうした問題意識を持ちながらも、
大阪社保協調査では特定健診は有料700円であり(高齢者と低所得者は無料)、
がん検診も完全無料ではないし、

高額な医療費を使う人々、つまり重症患者を早期発見早期治療をするための健診に
まだなっていないと言わざるをえない。

でも、まずは分析が大事。

そうそう、昨日の河内長野市では医療費分析を全くしていないと
保険年金課長がいってはりましたけどね、
やれていない自治体は多いですよ。

いま、国も自治体もPDCAサイクルっていう言葉をさかんにいうけど、
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階のことで、

大阪社保協ではこれをするためにデータを集約し分析しています。
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自治体のレベルがどんどん落ちている

大阪社保協自治体キャラバンは1991年から毎年取り組んでいるので、
かれこれ24年間、全自治体を回っています。

懇談当日には基本的に課長クラスがならびます。

課長といえば、とりあえずは現場の最高責任者。

その下に、課長代理とか課長補佐とか係長がいて、職員がいるわけです。

毎年毎年、そういう幹部の人たち何百人とお会いするわけで、
自然と
「この人はようわかってる人やなあ」
「この人はよく勉強してはるなあ」
「このひとは優秀なひとやなあ」
ということがわかるようになります。

まあ、その自治体の行政レベルを図る基準値のような人ですね、課長というのは。

少なくとも、6、7年前まではそういう人が沢山さんいました。

キャラバンではそういう課長さんたちから情報をもらったり、学んだり、まさに学びの場でもあったのです。

でも、この5年ほど、そういう優秀な課長さんにほとんど出会うことがなくなりました。

それどころか、
「こちらの課に来たばかりでよくわからない」
と平然に言う人がふえました。

それと、ものをなくす自治体がとても多いのです。

今回は「要望書」がないという自治体はありませんでしたが、

「アンケート用紙」を見たことがないという人事課、障害福祉課、生活保護課の課長が多くいました。

アンケート用紙は4月末に一斉に郵便で担当課長宛に送ってるので届かない訳はありません。

こうした中でも、大阪の町村の課長さんたちは総じて優秀です。

もともと少ない職員数で、基本的に民生畑を歩いている人が多く、全部に精通している人がおおいのですね。

そのうえ、行政職員の非正規化、アウトソーシングでは、ますます行政レベルが落ちるのは間違いないありません。

そのつけは、全部、住民が受けます。


公務員バッシングや行政の効率化適正化は行政レベルをどんどん押し下げています

豊中市、いい加減すぎませんか?

今年の大阪社保協自治体キャラバンは、

地域の皆さんが事前学習や準備をされ、
自治体のみなさんの実態把握もでき、和やかな懇談も進み、

とてもやりがいのあるキャラバンだなあ
というblogをかきかけていた。

でも!

たったいま豊中市キャラバンが終わったところだけど、

怒ってます!非常に!


何を怒っているかというと、

要望に回答した担当課が、出てきていなかったのだ。


来なかった課は、

人事課、障害福祉課、学校給食室、まちづくり総務室、こども政策課、企画調整室。

こども関係、ほとんど来ていない。

窓口になっている広報公聴課が召集をかけていないのだ。

入口でこんな状態とは。


豊中市は中核市。

これまでキャラバンを実施した中核市の東大阪市、高槻市はきっちりと、どんなことでもこたえられるように準備をされてましたよ。

今日の豊中市は真摯に懇談に臨むという姿勢ではありませんでしたね。


「自治体キャラバン、大変勉強になりました」というお礼メールまでくださる自治体もあります。

私たちも大変な時間と精力をかけて取り組んでいるキャラバンです。

自治体もちゃんとこたえていただきたいと思います。

プロフィール

crecre

Author:crecre
大阪の社会保障のことなら何でもまかせて・・・といえるようになりたいと日々勉強勉強
大好きなものは・・・
着物、旅行、露天風呂、読書、映画、足つぼマッサージ、料理(なんでも作ります。特にパスタははっきりいって、そのへんのイタリアンには負けませんし、時間さえあればピザも生地から、餃子も皮からつくります。煮物も大得意です。最近パンも焼いています)
大好きな人たちとの楽しいおしゃべり+美味しいお料理。
表計算ソフトのエクセル・統計が大好きです。
大切なものは・・・もちろん2人の息子、そして三匹のにゃんず。
性格は・・・非常に前向き、後ろは殆ど振り向きません。

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