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現場を見たこともない学者がよくもぬけぬけとそんなことを言うか!!と怒り心頭

昨日は大阪社保協介護保険対策委員会。

毎月のこの会議には10数人のメンバーがやってきて、
情報交換をし、介護保険に対する運動を提起したり、政策提言をしている。

いわば、
大阪社保協の介護保険運動の企画・運営メンバーたち。

そして、私たちのこの介護保険対策委員会の強みは、
介護保険現場にいる人たちが殆どということ。

一方、日本の介護保険は
現場を全く知らない人たちがああだこうだと机上の空論で決めていく。

その典型的なのが、
社会保障審議会の介護保険分科会であり、給付費分科会である。

2012年という年は、
介護保険の見直しの年であり、
さらに介護報酬改定の年でもある。

なので、昨年の夏以降、分科会が活発に会議を開催している。

今年に入ってから、介護報酬改訂論議をするための
介護給付費分科会がはじまった。

2月7日、第一回目の社会保障審議会介護給付費分科会が開催された。

この分科会に厚生労働省は区分支給限度額に関する調査結果を示した。

これってなにかというと、
介護保険は要介護度ごとに、月々の給付限度額がきまっている。

要支援1  49,700円
要支援2  104,000円
要介護1  165,800円
要介護2  194,800円
要介護3  267,500円
要介護4  306,000円
要介護5  358,300円

利用者はこの1割を利用料として事業所に支払う。
この限度額を超えると、全額自費となる。

それで調査報告では以下の結果になったという。

□限度額を超過した人が利用しているサービスの種類は、1種類が32.4%、2種類が52.6%、3種類が13.6%、4種類以上が1.4%と、2種類以下が85.0%を占めた。

□要介護度別に見ると、要介護1で92.2%が、要介護5で74.4%が2種類以下の利用だった。限度額に満たない人でも、2種類以下のサービス利用者が全体の86.1%で、超過利用者と同様の傾向にあった。

□サービスの種類を見ると、いずれも通所介護や訪問介護、短期入所サービスなどの介護系サービスに比べ、通所リハビリテーションや訪問看護といった医療系サービスの利用が少なかった。

□介護支援専門員に対し、限度額を超えたケアプランを作成した理由を複数回答で尋ねたところ、「家族などで介護が補えないため」が77.5%で最も多く、以下は「利用者本人や家族からの強い要望があるため」47.7%、「利用者の認知症が進行しており、多くのサービスが必要なため」38.2%、「利用者の状態像から判断して、多くのサービスが必要なため」36.7%などと続いた。「経済的に余裕があり、自己負担を気にしないため」は24.3%だった。

□また、訪問介護サービスの利用状況についての調査では、要介護度が低い利用者ほど生活援助の利用割合が高い傾向にあった。

□また今回の調査では、市町村でケアプランの点検や指導などを行う看護師2人と「社会福祉士・介護福祉士」2人の計4人が、一部の超過利用者の週間ケアプランの内容を評価した。それによると、見直す余地があると評価したケアプランの割合が9割を超えた。

こうした調査結果について、

池田省三委員(龍谷大教授)が、2種類以下のサービス利用が多い点について、「(ケアマネジメントが)サービスの組み合わせを考えておらず、家族の要求に言いなりになっている。ニーズとデマンドの区別が全く付いていない」と批判。「緊急にケアマネジメントの再構築を考えなければならない」と強調した。


しかし、昨日の介護保険対策委員会ではこの意見に対して非難ごうごうだった。

私だって思う。

サービス2種類しか使ってなくて、どこが悪い?

2種類のサービスというのは、ホームヘルプと通所デイだろうけど、
実際に使えるサービスってそれしかない。

訪問看護なんて、使いたくても、
事業所が少なくて、さらに看護師がいなくて、全く使えないのが実情。

それと、福祉系サービスより、医療系サービスの方が圧倒的に高いのだ。

以下は、基本の報酬。

利用者はこの1割を支払う。
はっきり言って、訪問看護というのは、低所得者にとって高値の花なのだ。

           訪問介護(身体)  訪問介護(生活・家事)  訪問看護 
30分以内       2540円                  4250円
30分以上1時間以内 4020円      2290円       8300円
1時間以上2時間以内 5840円      2910円       11980円

それなのに、
「医療系サービスを使ってない!!」とおっしゃる委員の先生方は、
どんな人たちが介護保険を使っているか、わからずにいっているんだろう。

さらに、
昨日、あるケアマネジャーがこう言っていた。

「ケアマネジャーはケアプランを作るだけが仕事ではない。
 その前に、何度も訪問し、人間関係を築いていく。
 プランも時間をかけて作り直していく。
 その人のもことも知らず、たった一枚のケアプランだけみて
 現場はそんな人と人のつながりでつくっていることさえ知らない人たちに
 文句を言われる筋合いはない」と。

おっしゃるとおり!!

ましてや、具分限度額を超えて使っている人たちは、
サービス量が足りなくて使っていて、
さらに限度額以上は全額10割支払っているんだから、

委員たちにがたがた文句を言われるいわれはない。

だいたい、
厚生労働省が示すデータというのはいつも眉つばものなのだ。

いつだって、自分たちの制度改悪の方向に沿ったものしか示さない。

本当にそんな調査結果だったのか???

私たち大阪社保協・介護保険対策委員会はその元データそのものを入手することとした。

そして今日、早速元データの公開を求めた。


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プロフィール

crecre

Author:crecre
大阪の社会保障のことなら何でもまかせて・・・といえるようになりたいと日々勉強勉強
大好きなものは・・・
着物、旅行、露天風呂、読書、映画、足つぼマッサージ、料理(なんでも作ります。特にパスタははっきりいって、そのへんのイタリアンには負けませんし、時間さえあればピザも生地から、餃子も皮からつくります。煮物も大得意です。最近パンも焼いています)
大好きな人たちとの楽しいおしゃべり+美味しいお料理。
表計算ソフトのエクセル・統計が大好きです。
大切なものは・・・もちろん2人の息子、そして三匹のにゃんず。
性格は・・・非常に前向き、後ろは殆ど振り向きません。

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