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大阪民主新報8月分着物エッセイ

大阪民主新報という週刊新聞に
1年間着物エッセイを掲載することとなりました。

大阪の地方新聞ですので読めない方もおられるので、

8月分を以下掲載します。

エッセイ名はこのブログと同じ
「事務局長の着物な日々」です。

①はじめまして

今日も暑いですね。こんな暑い日も、私は着物です。

「なぜ、着物なのか」・・・そこに着物があったから、ではなく、私の場合は単に「着たかった」からで、理屈抜きにただそれだけのことです。着物が常に周りにある環境に育ったわけでなく、それどころか母親はミシンで洋服をせっせと作り私に着せていました。

 着物を着るようになったきっかけなどはおいおい書くとして・・・。
 
 かれこれ1年8カ月、毎日毎日着物で過ごしていると面白いことに多々めぐり合うのですが、その中の一つは、とにかく見ず知らずの方が話かけてこられるということです。

 男性は大抵、「そういうお仕事をされてるんですか」と。「そういうとはどんな?」とお聞きすると、どうも「そういうお仕事」とはお茶やお花、踊りのお師匠さんのイメージのようです。

 女性は2パターンあり、「あらあ、着物いいわねえ」という感想を述べる方と、「着物、箪笥にいっぱいあるんだけどね~。自分で着れないのよ~。着ていくとこも無いの~。」という訴えにも似た言葉を述べる方。確かに今の女性にとって、着物は自宅の箪笥の中に結構眠っていて珍しくはないものだけれど、でも自分からはとても遠い存在になっているのではないでしょうか。

 私は、「着たいけど着れない」「どこに着ていけばいいかわからない」と思っている方が潜在的に沢山おられると感じています。そういう方に「ちょっと着物でも着てみようか」と思っていただけるように、そして着物をごく普通に何気なく着て出かける人がお一人でも増えればと、そんな思いを込めてこのエッセーをつづっていこうと思っています。

 一年間、どうぞお付き合いください。

 
②浴衣からはじめませんか 

 今年は東日本大震災の影響で各地の花火大会の中止が早くから伝えられていますが、関西では予定通りの開催のようで安心しました。

 ここのところ、若い女性たちの間では、「花火と言えば浴衣」というのが定着しているようです。この季節、街には、自分で見よう見真似で着付けたであろう勇気ある(?)浴衣姿があふれています。時々、襟のあわせが逆になっている女性、おはしょりを取らずに着ていて裾をすりながら歩いている女性などがいて、思わず「よかったら、着付直しましょうか」と声をかけたくなります。※おはしょりは、腰ひもをするとこによって上半身と下半身の動きを分け、着崩れを防ぐために作ります。

 でも、私はこの若い女性たちの「自分で着てみよう」というチャレンジ精神は大いに結構、素晴らしい、と思っているのです。それは、「着付けは習うより慣れろ」だからです。どんなにしっかりと着付教室に通っても、着る機会がなければ簡単に忘れてしまいます。

 それよりも適当でいいからとにかく着て、出かける。これが着付上達の秘訣です。着る回数が増えれば増えるほど、こういう着方をすると着崩れる、こういう着方をすると楽だ、襟をもっと出してみよう、しわがこんなところによるのは何故かしら、など考えるようになります。

 浴衣はとても簡単に着ることができます。私自身も2005年の淀川花火大会前に買ったプレタ浴衣を、添付されていた「浴衣の着方」という1枚のプリントをみながら自分で鏡を見て一人で着付けました。「なーんだ、こんなに簡単に着れるんだ」という何とも言えない自信と充実感が現在の着物生活のきっかけとなったのです。それ以来、私は一度も誰にも教えてもらうことなく、自力で着物を着ています。私にとっての先生は、着付け本と日々の実践です。

 さあ、あなたも今年は浴衣を自分で着てみることから始めてみませんか。


③浴衣を気楽な夏着物として着る 

 浴衣は本来、湯上りの素肌に身につけるもので、着て歩く範囲もごくごく近所で、電車などで出かけていくものではないとされてきました。

 でも、私は浴衣でも、色の濃いもの、透けないものを選び、下に麻襦袢を着て襟を出し、「夏着物」として、それこそ日々の普段着、ビジネス着として着ています。これは、浴衣が基本的に綿や麻で出来ていて、毎日の洗濯にも耐えられるものであることが大きいのです。

 夏着物として代表的なものに紗(しゃ)や絽(ろ)という透ける着物が有りますが、これらは絹着物ですので簡単に洗濯する訳にはいきません。夏は汗をたっぷりとかくので、やはり洗濯できるか否かが何を着るかの選択枝となります。  

 その点、綿や麻の浴衣であれば、夜帰宅して脱いだらすぐに洗面台のシンクに水をはりアクロンなどの手洗い用洗剤を薄く溶かし、お風呂に入っている間につけ置き洗い。お風呂から出たら軽く押し洗いをして軽く脱水、そしてすすぎ洗いをしてまた軽く脱水。後はえもん掛(着物ハンガー)にぴんとさせて部屋干しをすれば翌朝には乾いています。襟を縫い付けた麻襦袢も同じように毎晩洗います。気軽に着るためには手入れも気楽に、ということが大事ですね。

 浴衣を夏着物として着る場合は、素足ではなく、麻足袋と草履を履きます。麻と言う素材は熱を持たないので涼しく、夏の素材にはぴったりです。麻足袋はちょっとお値段が高いのが玉に傷ですが、私はネットを駆使してより安価な麻足袋を探して購入します。(ネットを使った小物の購入方法はまた書きますね)

 さあ、今日も夏着物をきて元気に過ごしましょう。
 
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プロフィール

crecre

Author:crecre
大阪の社会保障のことなら何でもまかせて・・・といえるようになりたいと日々勉強勉強
大好きなものは・・・
着物、旅行、露天風呂、読書、映画、足つぼマッサージ、料理(なんでも作ります。特にパスタははっきりいって、そのへんのイタリアンには負けませんし、時間さえあればピザも生地から、餃子も皮からつくります。煮物も大得意です。最近パンも焼いています)
大好きな人たちとの楽しいおしゃべり+美味しいお料理。
表計算ソフトのエクセル・統計が大好きです。
大切なものは・・・もちろん2人の息子、そして三匹のにゃんず。
性格は・・・非常に前向き、後ろは殆ど振り向きません。

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