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今日、尼崎市役所に行ってきました~その1

今日、尼崎市役所に行ってきました。

発端は、今年の自治体キャラバン行動です。

大阪社保協では、
7月初から大阪市除く42市町村と大阪市内24区の社会保障担当課との懇談に取り組み、
10月16日で全ての市区町村との面談・懇談を終了しました。

大阪社保協ではこの自治体キャラバン行動前に
国保・健診・介護保険・子ども施策等々についての市町村調査を実施し集約・分析、
「自治体キャラバン行動資料集」に収録して事前に参加者は学習をし、
当局にも事前に送付、
キャラバン当日にはこのデータに基づいて市区町村と懇談を行っています。

市町村からの要望書に対する回答は全て
大阪社保協ホームページ「自治体キャラバン行動」のページにアップしています。

とりわけ、国民健康保険については、大阪府内の各市町村は保険料も高く、
国保会計の累積赤字が全国一大きいなど様々な問題をかかえているので、

どうしたら国保料を安くできるのかが、各地域での運動の中心課題です。

私は、自分自身の学習・研究や自治体キャラバン行動での経験によって

「国民健康保険料が高いのは、基本的に住民の健康状態が悪いた」
と考えるようになりました。

そういう意味では、
健診・検診・保健事業は非常に重要なのですが、
残念ながら大阪の自治体では、
北摂地域(吹田市、高槻市、茨木市など)と河南地域の一部(河南町など)以外、
大阪市をはじめ殆どの市町村が最低限の取り組みしかしておらず、
結果として低い受診率となっています。

とりわけ、
大阪市の2011年度特定健診率は絶望的としかいえない18.7%です。


今年の岸和田市役所キャラバン行動で、
岸和田市の保険年金課長から
「国保料、本気で安くできないか、考えているんですよ。どうしたらいいでしょうか?」
と尋ねられました。

そこで私は、
「単に一般会計繰り入れで安くする、という発想でなく、
やっぱり医療費を減らすためには健診問題をしっかり考えて取り組む必要があるんじゃあないでしょうか」
と課長にお話したのですが、
なにせこちらにデータがない。勉強もしていない。つまり、説得力がない。

ので、そういうことを勉強したい・・・・みたいなことをfacebookで発信したところ、
尼崎市の共産党のY村市会議員から

「尼崎市環境市民局市民サービス室健康支援推進担当課野口課長がすごい取り組みをしているので、
 一度話をきいてみてはいかがですか」

というお話をいただいたのです。

とびつきましたね。

そして段取りをしていただいて、今日を迎えました。

事前にもちろん、尼崎の特定健診実施計画もよんでいきました。
ホームページはここです。非常に科学的に分析してあります。

でも、今日、野口課長の口から直接お話を聞かせていただいて・・・・

感動しましたね~。

ああ、こんな役所の人がいるんだなあ。
野口さんは保健師さんですが、
こういう仕事を野口さんにさせる尼崎市のトップ、つまり市長、局長はすごいなあ。

と・・・・なんだか胸が一杯になりましたよ。


今日のお話かいつまんで書くと・・・・・

保健所にいた野口さんが本庁に配属されたのが2000年。
そこで、現職の若い40歳代50歳代の職員が死亡したのがとてもショックだった。
この年4人が在職死したとのこと。

保健所にいた時は高齢者が死ぬという場面はあったが、
若い人が死ぬのはなんでだろうと思い、
全職員のレセプトと過去の健診結果を全部分析し、
疾病分析をした。

マルチプルリスクファクターという概念があって、
肥満、血糖値、高中性脂肪血症、高血圧の4つの数値がそれぞれ低くても、
いくつもが重なり合うと、10年つづくと倒れたり死亡したりする、というもので、

それでみてリスクの高い10人を割り出したところ
すでにリスクの高い順の3人が死亡していた。

倒れる10年前に何らかの関与ができれば死を防げるのではないか、
つまり「病気を予防する」。

それで、2000年から市職員への健診・保健指導を徹底的にやったところ、
2001年から職員の在職死がゼロになり、
傷病手当金の給付が実施前1億5656万円だったのが、8807万円と半減。

この経験を市民の健康のために行かせないかという発想が、
尼崎市の健診・保健事業に発展している。

野口課長のスタンスは一貫していて、

とにかくデータを細かく調べ分析
  ↓
そして方針・目標をたて、実施。
  ↓
さらに評価分析。

合言葉は「だれのために、なんのためにやるか」。

つまり、目的意識的にやらなければならないということですね。

それがぶれると無駄が出ると仰っていました。

人も財源も限られているので、無目的にやってはならんということですね。

素晴らしいと思ったのは、
尼崎市は6ブロックから構成されているだけれど、
その地域の成り立ちをしっかりと調べ上げて語れるということ。

つまり、そこに住む人たちの歴史と食事もふくめた生活習慣が
そのひとの身体をつくっている、ということに着目しているのです。
それが全て、血液データに表れると・・・。

・・・・・・ああ、ここで時間がなくなりました。
いまから学習会に行かなければ。

続きは、また今夜か明日に書きます。






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プロフィール

crecre

Author:crecre
大阪の社会保障のことなら何でもまかせて・・・といえるようになりたいと日々勉強勉強
大好きなものは・・・
着物、旅行、露天風呂、読書、映画、足つぼマッサージ、料理(なんでも作ります。特にパスタははっきりいって、そのへんのイタリアンには負けませんし、時間さえあればピザも生地から、餃子も皮からつくります。煮物も大得意です。最近パンも焼いています)
大好きな人たちとの楽しいおしゃべり+美味しいお料理。
表計算ソフトのエクセル・統計が大好きです。
大切なものは・・・もちろん2人の息子、そして三匹のにゃんず。
性格は・・・非常に前向き、後ろは殆ど振り向きません。

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