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Sさんから『尊厳ある自立した生き方』を学ぶ

昨日、堺東の堺市総合社会福祉会館で開催された『ヘルパーとケアマネのつどい』。

私は第4分科会の司会、コーディネートをさせていただいた。

テーマは『生活援助』。

昨年4月からのいわゆる45分問題、訪問介護の時間削減問題を考える分科会だった。

この分科会に大阪狭山市にお住まいのSさん(75歳要介護2)をレポーターとしてお招きした。


以前より、Sさんのことを、社保協河南ブロックでお聞きしており、
介護保険利用者としての思いなどをお聞きしたいと思っていたのだ。

ここではSさんとするが、

分科会でも、資料でも実名を明らかにしておられる。

Sさんはご自身が生活保護利用者であり、
もし自治体当局に名前が知れたらと、チラシを配布始めた当初は名前をオープンにされなかった。

そして、年明けに打合せをさせていただいてから三日間悩み、そして実名で語ることを決意された。

『もし、当局になにかいわれたら、その時は断固たたかうからすべてオープンにしてもらったらいい』と。

昨日の分科会では、まず自分史を語られた。

これまでの手術の経過を丁寧に説明しながら

要介護認定をうけるなかで、手術をうけ状態が悪化しているのに
何故要介護がかるくなるのか、

調査の仕方などにも疑問を持ち、強い不信を持っておられる。

だから不服審査請求もされてきた。

要介護度が下がることは死ねと言われるのと同じ、
でも私は自宅で孤独死はしない、死ぬなら役所の前で死ぬ覚悟だと。

そして、生活保護改悪についても、自ら男手ひとつで息子さんを育てた経験を語りながら
若い世代の基準引き下げを心配されていた。

そして、今回の訪問介護時間短縮の動きのなかで、これまで通りの時間で訪問介護を利用している。

それも、自らのためというより、

時間が短くなったらヘルパーさんが大変だし、
焦って事故でも起こしたら困る、と心配してのことだと言う。


ヘルパーは利用者の生活を支えているが、

実は利用者もヘルパーを支えているのだということをはじめて知った。

そして、今回の訪問介護の時間削減で、
私たちが行ったアンケートでも明らかになったが、
最も削られたのが、コミュニケーション。

Sさんは、『ヘルパーさんとの会話が最も楽しみだ』と語られた。

Sさんは、年金者組合員。

年金者組合で取り組まれる行事に参加すること、これが自分の努力目標だと。


30分ほどの短いご報告だったが、
Sさんの生き方、というか、生きざまは
いま介護保険利用者となっても貫かれている。

それが、『尊厳ある自立した生き方』というものではないか。


Sさんが決意をされ、私たちの前で語っていただいたこと、
深く深く心に刻みます。


本当にありがとうございました。
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プロフィール

crecre

Author:crecre
大阪の社会保障のことなら何でもまかせて・・・といえるようになりたいと日々勉強勉強
大好きなものは・・・
着物、旅行、露天風呂、読書、映画、足つぼマッサージ、料理(なんでも作ります。特にパスタははっきりいって、そのへんのイタリアンには負けませんし、時間さえあればピザも生地から、餃子も皮からつくります。煮物も大得意です。最近パンも焼いています)
大好きな人たちとの楽しいおしゃべり+美味しいお料理。
表計算ソフトのエクセル・統計が大好きです。
大切なものは・・・もちろん2人の息子、そして三匹のにゃんず。
性格は・・・非常に前向き、後ろは殆ど振り向きません。

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