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大阪市はこの高齢者調査でいったいなにをしようとしているのか?

昨日の1月27日の午後、
大阪市社会福祉審議会高齢者専門分科会が開催され傍聴した。

目的は一昨日のこのブログにも書いた
大阪市の新総合事業案が初めて公にされるので
それを確認しにいったのだ。

この分科会、
ずらりと大阪市の保健福祉部長はじめ課長級、課長代理級、係長級など50人ほどがならび、
委員も国レベルの審議会の委員をされる著名な学者研究者はじめ
大阪医師会、歯科医師会はじめ様々な団体を代表した方、
そして市民代表など30人ほどが並ぶ、たいそうな会議である。

本題の新総合事業の前段に1時間かけて、
これから介護保険第7期計画や高齢者保健福祉計画策定のための
各種高齢者に関する調査が行われるので、
その調査案についての説明がながながとされた。
本人調査、ひとり暮らし調査、施設調査、利用者介護者調査、介護支援専門員調査…

現物もみた。

膨大な調査ですわ、
これを3年ごとにやってますが、
これ、一体、何に生かしているのかと思う。

たとえば高齢者本人調査では、お金のことを聞く項目がほとんどなく、

あるのは
「不安に思うことはなんですか」の中に収入の項目がはいっているのと、
「仕事をしている理由」の最後に「生活費が必要だから」がはいっているだけ。

いまの高齢者で一番困っているのはこれでしょう。

それと、「特養と介護保険料」という項目があって、

・介護保険料が高くなっても今後も特養を増やす必要がある
・介護保険料が高くなるのは困るがある程度増やす必要がある
・特養を増やす必要はない

って、こんな質問の設定、あります?

それと、分科会の中でも意見がでていたのですが、
大阪市はこの調査の冒頭で「何区か」と聞いているのに、
区ごとの分析をしない。

大阪市には24区あって、
そりゃあもう、住んでいる層がちがう。
一番高齢者が多くて貧困なのは西成区、
高齢者が少ない地域もあるし、公営住宅のない区に住む高齢者の平均所得は高い。

「大阪市」一本で語るのは実態を示していないことは誰にでもわかることなのに、
どの調査も区ごとの分析をしていない。

分析もしないし、次の政策作りにも生かさない。
ただ、漫然とやって、クロス集計もしない。

お金はかけてやっているはず。
いったい、なんのための調査なのか?

こうした調査内容に対する意見もいわないといけないと昨日は痛感。

そして、私たち自らがまともな調査を、
明治学院大学の河合先生がされているような高齢者実態調査をしなければという思いを強くした。

河合先生は東京都港区と山形県の高齢者調査による実態比較をされているが、
もし大阪市でやる場合であれば、
住民の平均所得が低い区と平均的な区と高い区の比較とか、
大阪府内の自治体いくつかでやる場合もやはり同様なサンプル調査になるようなものをめざしたい。

いずれにしても調査で分かったことを生かす政策づくりをしなければ意味がない。
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crecre

Author:crecre
大阪の社会保障のことなら何でもまかせて・・・といえるようになりたいと日々勉強勉強
大好きなものは・・・
着物、旅行、露天風呂、読書、映画、足つぼマッサージ、料理(なんでも作ります。特にパスタははっきりいって、そのへんのイタリアンには負けませんし、時間さえあればピザも生地から、餃子も皮からつくります。煮物も大得意です。最近パンも焼いています)
大好きな人たちとの楽しいおしゃべり+美味しいお料理。
表計算ソフトのエクセル・統計が大好きです。
大切なものは・・・もちろん2人の息子、そして三匹のにゃんず。
性格は・・・非常に前向き、後ろは殆ど振り向きません。

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